西中国山地の豊かな自然環境を保全、地域社会に貢献を!
認定特定非営利活動法人西中国山地自然史研究会
活動エリア | 広島県山県郡北広島町芸北地域を中心とした西中国山地 |
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ジャンル | 森林保全・緑化 自然保護 |
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西中国山地自然史研究会は、環境保全・里山文化の継承・生物の多様性などの観点から西中国山地の豊かな自然環境を保全し、地域社会に貢献することを目的に活動しています。
西中国山地は本州脊梁部の西端に位置します。冷涼な気候に支えられた原生的なブナ林や八幡湿原とともに、人が関わってきた里山や半自然草原などが存在します。1991年から旧芸北町が実施した自然学術調査では、貴重な発見が相次ぐ一方、野生生物の生息環境が徐々に減少している現状や、絶滅寸前の生物も存在することがわかりました。
調査に携わった研究者から、地域住民と連携した環境保全の必要性が提起されたことをきっかけに、自然の価値や意義を伝えるための町民講座が始まりました。この取組が発展し、西中国山地自然史研究会が誕生しました。
現在では、地域住民と連携しながら、里山文化を継承するための活動や環境学習を行い、持続可能な地域社会の実現のために活動しています。
※NPO法人西中国山地自然史研究会は、2014年3月20日付で、広島県より組織運営及び事業活動が適正であるとして、「認定NPO法人」として認定されました。広島県認定としては第一号です。
西中国山地の豊かな自然は本当に魅力的です。また地域にいきる人々、培われてきた文化も素晴らしいです。
そのすばらしさを伝えたり、自然を活かす取り組みに関われることにやりがいを感じます。
“地域と自然の輝きを未来へ”をモットーに、NPO法人としての強みを活かしながら、下記の視点でしっかりと取り組みを続けていきます。
▷安全で継続する活動
▷地域に密着した活動
▷次世代の担い手を育成する活動
▷専門家の調査や研究が反映される活動
次世代の担い手不足、地域の過疎化といった課題を抱える中で、中国地方有数の自然を守っていくためには、地域住民・都市ボランティア・行政・研究者などの連携が欠かせません。西中国山地自然史研究会はそれら多様な主体を繋ぐ媒介者となりながら、息の長い活動へ結びつけたいと考えています。
まずは芸北に遊びにきてください!自然との関わり、人との関わりを通じて、私たちの活動に寄り添っていただければ嬉しいです。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 元々は地元の人達の日々の営みの中に組み込まれていたであろう里山との関わりが、現代社会で少し姿を変え、地元の人々に加え多くの人々の協力と連携とを持って続いているというのはすばらしいと思う。今後、地方の抱える人口流出の問題などを含め、ますます地元の自然を維持する活動は厳しさを増すと思うが、人と自然との関わりと人と人との関わりという、2点における良い関係性を保つことができれば、地元の魅力が維持できるのではないだろうか。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 近藤紘史 |
住所 | 広島県山県郡北広島町東八幡原119- |
TEL/FAX | 電話:080-6334-8601(通年) FAX:0826-36-2008(4/25〜11/25まで) |
お問い合せ | staff@shizenkan.info |
URL | http://npo.shizenkan.info/ |
主な受賞歴や実績
公益財団法人ソロプチミスト日本財団 平成24(2012)年度 社会ボランティア賞 受賞