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NPO法人あそび環境Museumアフタフ・バーバン

東京都

子どもも大人も遊びで元気になろう!

団体名・プロジェクト名

NPO法人あそび環境Museumアフタフ・バーバン

NPO法人あそび環境Museumアフタフ・バーバンの写真

活動エリア 公演活動:全国  地域拠点活動:東京都武蔵野市・長野県上田市・熊本県熊本市
ジャンル その他 まちづくり 

主な受賞歴や実績

・『魔法の森の招待状』中央児童福祉審議会特別推薦
・全国児童青少年演劇協議会奨励賞
・子ども環境学会活動奨励賞

この活動について教えて下さい

「子どもが明日も生きていたい!」と思える社会を創るために、全国各地で遊び・コミュニケーションをテーマにしたプログラムを行う団体です。子どもと遊ぶだけでなく、その子の周りの大人や地域を巻き込むことを必須としています。一番の人気は、主に小学生を対象にした「忍者、街をはしる!」というプログラム。子どもの遊び心と、大人の関わりと、住んでいる街を全部巻き込んで行う壮大なごっこ遊びです。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

もともと東京都の児童厚生員(児童館の職員)を中心とした遊び・劇・表現活動の研究会として発足しました。「子どもたちともっと面白いことをやろう!」というスタートです。その活動が反響を呼び、プロとしての活動になり、様々な地域・対象のプログラムが生まれてきました。

現在では活動範囲は北海道から沖縄まで、対象は乳幼児から高齢者まで、いろんな方々と出会い、遊んでいます!

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

参加してくれた子どもや大人と何かを「分かち合えた」時です。アフタフ・バーバンの活動は、相談をする・表現を作って発表するなど、その場で参加者と「どうなるか分からない」に向かうプログラムばかりです。すべての時間がうまくいくわけではありませんが、一瞬でもお互いが「それ、いいね!」「おれたち、やるじゃん!」という共有や達成感を持てた時がもっとも喜びを感じます。

今後の夢と目標を教えてください

子どもが権利の主体ではなく、消費の王様として扱われている現在のこの国において、子どもの遊びやコミュニケーションというテーマは、正直に言ってとても難しい状況にあると思います。ただ、子どもの中にある「あそぼう!」とする源泉は枯れていなかったり、大人たちも遊びの力を思い出せたりすることを参加者から教わります。

難しい社会状況を解決するために生まれた団体ではなく、あくまで「もっと面白いことをやろう!」というスタートで始めた団体であることを強みに、これからもたくさんの子どもや、その周りの大人と楽しく、大切な活動を続けていきたいです。

個人的にはその団体のミッションと、自分が社会に願う思いと、NPOという職場を選んだ自分の人生の3つがきちんと重なるようにしっかり仕事をしていきたいです。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

「一緒に遊んでみたい!」「団体に関わってみたい!」という方は、学生・社会人問わず大歓迎です(いきなりのインターン・就職相談などは不向きな団体です。まずは一緒に遊びましょう!)。関東圏内であれば、定期的な活動を行っており、子どもに接するスタッフとしても、大人同士で遊ぶ企画の参加者としても募集しています。また2015年春から、長野・熊本にも事務所を置きましたし、それ以外の全国各地にも思いを共にする仲間がいます。こちらから丁寧に手を引くことはできませんが、踏み出す一歩は心から応援します。

取材者のコメント
古川勇樹 子どもが「消費の王様」として扱われている、という言葉が印象的だった。確かに、現代の子どもたちの遊びには、ほとんどの場合、モノやサービスを消費するがついて回っているように思える。遊ぶものを与えられたから遊ぶ、遊ぶものがあるから遊ぶ、という受動的な姿勢があるのではないか。一方、何か楽しいことをしたい、という素朴で根源的な気持ちから出発する遊び体験、遊び感覚を知れば、きっと遊びはもっと楽しくなる。なぜならば、モノやサービスに従うのではなく、子どもたちが主役になって作っていく遊びは、発想次第で無限大の遊び方ができるからである。このような遊び方は、きっと生きる力にもつながるのではないだろうか。
団体・プロジェクトの概要
代表者 北島尚志(きたじまたかし)
住所 東京都武蔵野市御殿山1-6-6-105
TEL/FAX (TEL)0422-46-1951 (FAX)0422-46-1952
お問い合せ af-b@zj8.so-net.ne.jp
URL http://www.afutafu-barban.org