地域を支える新しい資金循環の流れを作る!
公益財団法人 京都地域創造基金
活動エリア | 京都府 |
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ジャンル | 市民活動団体の支援 |
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京都地域創造基金は、2009年に300人を超える市民からの寄付により設立した日本初の市民コミュニティ財団です。社会全体のお金の流れを変え、行政では対応しきれない社会の問題解決に取り組む市民活動を活性化するための、地域を支える新しい資金循環のしくみづくりを目指しています。
具体的には、下記のような内容で、地域の課題解決に取り組んでいます。
1.まだ表面化していない地域の課題を「見える化」し、地域の資源とつないで社会のしくみを整える。
2.寄付サイトの運営や、寄付つき商品、チャリティイベント、募金箱プロジェクト、遺産や不動産寄付、融資、投資信託など、さまざまな寄付の機会を提供する。
3.それらみなさまから託された寄付を、厳正な審査を通った信頼ある事業に届け、成果や課題を社会へ伝える。(設立から現在までの寄付総額:約2億3500万)
元々は代表理事の深尾が立ち上げた「特定非営利活動法人 きょうとNPOセンター」の創立10周年を記念した取り組みで、地域の活動は地域で支えようという趣旨のもと、市民から寄付を募り設立しました。
地域の問題を解決する為に活動しているNPOも、お金がなくなったことで続けられなくなってしまうことも少なくありません。そういった状況を自らもNPOを運営する中で実感し、市民活動や公益的な活動にお金や資源が流れ、地域で循環するしくみを作りたいと思ったのが財団設立のはじまりです。
NPOへの助成団体なのでNPOとの関わりが多いように思われそうですが、実際には寄付者の方をはじめ多くの企業や大学、その他の団体と関わることが多いです。私たちがご縁を頂いた方から信頼されて寄付を頂いたり、人を紹介していただいたり、また地域課題を解決するためのご相談に答えられた時に喜びを感じます。
人口減少や少子高齢化、気候変動等の社会の変化に伴い、これから地域が抱える課題はより多様化していきます。それらに対して決められた枠組みを超えて、市民自らが主体的に、そして市民とって必要な支援や対策を実行できるように準備していきたいと考えています。私たち財団職員もひとり一人は市民です。当事者意識を持って取り組み、地域の資源を活かし持続可能で創造的な地域社会、弱者やマイノリティに対しても多様性を認め合うような共助社会を創っていきたいと思っています。
京都地域創造基金ではさまざまなかたちのボランティアを募っています。ご自分のやりたいことで、地域にも貢献できることなど、ぜひお気軽にご提案ください。スキルアップの機会としても当財団の取り組みを利用していただければと思っています。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 地域の問題解決に地域の資源で対応する、という資金の使い方が明確に提示されているので、寄付する市民にとっては、地域に貢献していることを実感しやすい仕組みになっていると思った。また、地域の活動団体にとっても心強い存在であろう。資金面での相談だけでなく、専門家や行政など、他の地域の資源と活動団体との連携を仲介する役割も、活動を支える上でとても重要である。地域の市民と活動団体がお互いがつながって支えあっている関係が、この組織によって具体的な形を取ったのだと思った。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 代表理事 深尾昌峰 |
住所 | 京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284番地 |
TEL/FAX | 電話:075-257-7883 FAX:075-257-7884 |
お問い合せ | office@plus-social.jp |
URL | http://www.plus-social.jp |
主な受賞歴や実績
2014年「第5回日本ファンドレイジング大賞」受賞
2013年日経ソーシャルイニシアチブ大賞 ファイナリスト選出
2011年 京都府「明日の京都」推進特別賞受賞