障がい者の創作活動を“福祉”から“芸術”へ
特定非営利活動法人サポートセンターどりーむ
活動エリア | 日本 |
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ジャンル | 国際協力 学術・文化・芸術・スポーツ 就労支援・労働問題 美化清掃 |
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障がい者アート(チャレンジド アート)で 自立を支援する活動です。近年、障がい者アートは大きな注目を集めています。それは“福祉”から“芸術”へと評価されるようになったからです。彼らの作品は、大胆な構図、圧倒的な色彩、ひたむきさ・・・に溢れています。その価値を一般企業などのデザインに取り入れてもらうことで、安定的な収益を障がい者に提供できるのです。それを目指して活動しています。
本団体の代表 土江和世理事長が38年間もの間、この福祉活動をしています。理事長が、職場で転んだということから生まれた知的障がいの長男“広〝君。その出会いがきっかけ。今は亡き夫稔さんが、涙の止まらない土江理事長に“大切な宝物広、誇りをもって生きよう!そして彼らが当たり前に生活できる社会を作っていこう!と障がい者、健常者が遊びを通して学び、まじあう“わんぱく学園”を28年前にたちあげ、毎週日曜日午前、ほとんど休みなく開園してきました。数年でも大変なのに、28年間継続するとは、驚きです。すでに6万人を超える人々が巣立っていきました。その活動の中から、浮かび上がった問題は“親なきあと、どう障がい者が生きていくか?その命の架け橋をどう作っていくのか?です。
障がいある人たちの才能が認められ、アートが売れた時の彼らの笑顔に出会った時です。
毎年、障がい者アートの見本市“チャレンジド アート エキスポ”を開催、今年で5回目です。今年はオランダ王国大使館との共催となりました。オランダと日本の障がいある人たちが手をつなぐからこそ、出来るメッセージがあります。アートを通して平和な世界つくりのメッセージを島根から日本へ そして、世界へ発信していくことです。
福祉は聖職です。何より 障がいある人のために何ができるか?で、後ろ向きな議論は無用です。常に、どうしたらできるか?それのみです。人間は後悔の動物であり、嫉妬の動物です。災いはそこから生まれます。逆境こそチャンスです。人間ほど素晴らしい生き物はいません。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 代表者の長男の障がいが活動のきっかけであったというお話を聞いたが、この団体が障がい者一人一人に向けるまなざしは、子供を見守る母親の様にやさしいものであると感じた。障がい者の個性や努力をよく見て知っていることが、彼らのアートを、“福祉”ではなく“芸術”として扱い、その評価を高めていくことにつながっているのではないかと思った。アートを作品として見る人たちにとって、作家に障害があるか無いかは関係ないことである。障がい者の芸術的才能やセンスへの評価が高まり、芸術分野で才能を発揮する障がい者が増えることを期待したい。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 土江 和世(つちえ かずよ) |
住所 | 島根県出雲市東福町156-1 |
TEL/FAX | 0853-62-4872 |
お問い合せ | art-art@amail.plala.or.jp |
URL | http://sc-dream.net |
主な受賞歴や実績
山陰環境探偵団
ソロプチミストから表彰
など