人工透析患者のために40年
特定非営利活動法人 神奈川県腎友会 (略称:NPO法人神奈川県腎友会)
活動エリア | 神奈川県内 |
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ジャンル | 医療・福祉 |
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腎臓病の予防と治療に関する知識の普及と啓発活動、自立と社会参加及び保健福祉の向上に寄与する事を目的として活動をしています。 〔主な活動内容〕 ・機関誌「SSK神奈川じんゆう」の発行 ・ふれあい作品展の開催 ・生活、福祉、就労等の相談 ・県行政への要望と交渉 ・医療と福祉の改善を求める国会請願活動 ・研修会、講演会の開催 ・臓器移植の推進 ・災害対策事業
日本で透析が始まったのが1970(昭45)年。この時代は、透析に莫大なお金がかかっていました。
器械不足や医療費が高額のため、限られた一部の人しか透析ができず、医療費の支払いのため、家や土地を売り手放したりしました。そこで、翌年には患者が立ち上がり患者会の活動が始まり、そして1976(昭51)年には神奈川県腎友会が発足しました。
その結果、国や県を動かして患者の自己負担額が大幅に軽減されました。
透析を始めたら一生続けなければならない・・・。そのような中で腎友会活動して下さるみなさん、暮らしているみなさんのためになっている活動をしている時です。
現在、透析患者は増え続けてきています。おかしいですが、患者会が無くなる→透析患者がいなくなるというのが最終的な夢・目標ではないかと思っております。
当会はNPO法人として透析(腎臓病)患者や会員のみならず、広く一般に向けての活動もしております。例えば、小学校や中学校に出向き、透析・腎臓病について話をして啓発活動を実施しています。また、毎年作品展を開催し、ボランティアの方々に作品の飾り付け取り外しなどの作業をして頂いています。皆様の参加・入会をお願いいたします。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 1976年に発足後、現在まで40年余りにわたり活動を続けてこられているという、その団体としての継続力がすごいと思った。それだけ、この団体の活動が患者さんやその家族にとって必要とされているということであろう。また、国や県といった行政に働きかけ、治療にかかる自己負担額の軽減という大きな成果を得られたことも、市民の力が政治や制度を変えていくことができると示す実践例として、現在いろいろな分野で活動されている人々、団体に対して、大きな勇気を与えているのではないだろうかと思った。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 会長 前田 好夫 |
住所 | 横浜市神奈川区台町1-8 ウェイサイドビル504号 |
TEL/FAX | TEL⇒045-321-4621 FAX⇒050-3488-3553 |
お問い合せ | info@kanajin.com |
URL | http://kanajin.com |
主な受賞歴や実績
・神奈川県よりの委託事業として毎年2回腎臓病のお話しと相談会を実施
・神奈川県より「腎臓病に関する知識の普及と医療体制の充実に尽くされました」と表彰されました。