障害者も地域の中で共に生き、働ける場を!
特定非営利活動法人 麦の会
活動エリア | 宮城県 |
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ジャンル | 医療・福祉 |
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麦の会の活動の中心は、「コッペ」の運営です。コッペは、1988年12月開業。誰もが共に働ける場を作ろうと始まりました。国産小麦を原料に安全で美味しいパンとクッキーを作っています。1998年より仙台市の小規模作業所、2007年より就労継続支援B型として、運営しています。
1987年4月ごろから、在日外国人の問題に取り組んでいたグループや障害者の問題について活動していた市民活動のグループの中で、誰もが共に働ける場を作りたいと話し合いを始め、以下の二つを理念にコッペを始めました。
*障害者も地域の中で共に生き、働ける場として
*安全でおいしいものを
*コッペの主役…商品であるパンとクッキー。それを作るために、メンバーで力を合わせています。なんといってもお客さんに美味しいと言ってもらえた時。
*障害者がいることにより、みんなの働き方は違わざるをえません。支援する側がいつのまにか支援される側になるときもあります。大変だけれど、基本的に楽しいからです。
まずはいかにして商売として、そして福祉の現場として継続していくことができるか。
次に、みんなの賃金アップを図りたいです。障害者の賃金は、多くの福祉施設より高いがまだまだ低い。スタッフの給料ももちろん安いのです。
最終的には、コッペを続けていくことにより、障害のある人も共に働くことができる社会の実現をめざしたいです。さらには、障害者福祉の枠を超えた社会的事業所として活動していきたい。
*賛助会員募集中
麦の会は、2015年3月30日付で、仮認定特定非営利活動法人として認証されました。3年後に本認定の申請を行う予定です。活動を応援していただける賛助会員を募集中です。
*サポーター会員募集中
月2000円の会費でコッペを含めた福祉事業所の商品のセットをお届けします。商品を買っていただくことが障害メンバーの給料へとつながります。
*ボランティア募集中
コッペの商品の販売をお手伝いいただける方を募集しています。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 障がいを持つ方を従業員として雇用することが一定以上の企業で義務化されているとはいえ、まだまだ障がいを持つ方の就労については課題が多いのが現状である。そういった中で、この団体のような障がいを持つ方も安心して働ける場というのは継続的に必要とされるだろう。自分の仕事に対してお客さんから「美味しい」と感想を言ってもらえることは、モチベーション向上にもつながるのと同時に、お客さんの側からも、障がいを持つ方への理解が深まると思う。このような直接物のやりとりが生まれる職場が、障がいを持つ方と地域とのつながりを作るために、今後ますます求められるのではないだろうか。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 飯嶋 茂 |
住所 | 宮城県仙台市宮城野区松岡町17-1 |
TEL/FAX | 022-299-1279 |
お問い合せ | muginokai@k5.dion.ne.jp |
URL | http://www.muginokai-koppe.com |
主な受賞歴や実績
2011年1月18日 みやぎ社会貢献大賞受賞 (愛知揆一福祉振興会)