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認定特定非営利活動法人ハッピーステップス

東京都

日本のホテルから、ウガンダの貧困層に石鹸と健康を届ける

団体名・プロジェクト名

認定特定非営利活動法人ハッピーステップス

認定特定非営利活動法人ハッピーステップスの写真

活動エリア 日本国内、及びウガンダ(東アフリカ)
ジャンル 国際協力 環境全般 自然保護 

主な受賞歴や実績

2011年3月 法人設立
途上国での石けんを使った手洗い普及をめざし、国内の高級ホテルから廃棄石けんの回収を始める。

シャングリ・ラ ホテル東京や、商船三井、エコラボなど、さまざまな企業をまきこみ、2013年にはウガンダで貧困層3,000人に対し、石けんの配布、また手洗い指導を現地のNGOと協業で行う。

2014年度からは国内でのリサイクルを目指し、洗濯用粉石けんへの加工をスタートする。

2015年6月現在、約3.5トンの粉石けんを児童養護施設に無償配布する。

この活動について教えて下さい

現在ハッピーステップスでは、国内の高級ホテルから廃棄されている石けんをリサイクルし、国内外の貧困者に寄付する活動を進めています。団体の独自試算では約80のホテルから、年間280トンもの石けんが産業廃棄物として廃棄されている状況です。

2013年には約2トンの石けんを東アフリカのウガンダに輸送し、現地のNGOと協業で手洗いプロジェクトを行いました。2014年からは国内でのリサイクルを目指し、洗濯用粉石けんに粉砕できる機械を導入し、児童養護施設などに寄付しています。周囲のサポーターからは、「よくこんな面白いアイディアを思いついたね!」と言われています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

代表理事の新井が、キューバやセネガルに旅行に行った際に、現地の貧困層の方から「お金が欲しい、なければ石けんを恵んで欲しい」と言われたのがきっかです。一方、国内外の高級ホテルに宿泊すると、もったいない事に毎日毎日、新しい石けんがセットされています。石けんがないために手や体を洗えず病気になってしまう人達と、ゴミとして捨てられるもったいない石けんをつなげる事ができれば、そのような思いからハッピーステップスの活動はスタートしました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

児童養護施設からの感謝状や子供達からの寄せ書き、またウガンダから人々が手を洗っているシーンや子どもたちの笑顔の写真が送られて来ると、本当にやっていて良かったと思います。粉石けんの粉砕を委託している、障害者福祉施設の所長さんからは、感謝の言葉とともに、「この素晴らしいプロジェクトが全国に広がってほしい」との期待も寄せていただいています。周りの方が活動への理解を深めてくれたり、賛同する方が増えたりする時も、本当にうれしく感じます。

今後の夢と目標を教えてください

国内の全てのホテルから廃棄石けんを回収し、それを循環させるリサイクルの仕組みを作り出すこと!また関わる人達全てが、生きがいを感じながら活動に参加してくれる事です。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

NPOというと、「汗水流して、苦労して、決して面白くはない」活動ばかりという印象を持っている方が多いでしょう。それを愉しく、おしゃれな社会貢献に変換していきたいと思います。
現在ハッピーステップスの中心メンバーは5人の女性達です。主婦であったり、母であったり、会社員としてバリバリ働いていたりします。中心メンバーとして活躍してくれる女性を求めています。女性ならではの感覚で世の中を変革していきましょう!

取材者のコメント
古川勇樹 廃棄される予定だった石鹸で、途上国の貧困層の人たちの衛生環境が改善されるとは、とても良い仕組みだと思った。手洗いや食器洗い、洗濯、入浴などで、私たちは日に何度も、当たり前のように石鹸を使っているが、石鹸が無かったらとても不安になるだろう。特に、この団体が児童施設に石鹸を届けているように、感染症などに弱い小さい子供たちには石鹸は生活に必須だ。石鹸を提供する企業にとっても、廃棄予定の物が再利用されることで社会貢献になるのならば、協力しやすいと思われる。このアイディアを思いついただけでなく、短い期間に実現させた行動力も素晴らしいと思った。
団体・プロジェクトの概要
代表者 新井玲子
住所 東京都港区西新橋1-22-4 SpaceR
TEL/FAX 090-5510-8267
お問い合せ hp-ml@ml.happysteps.or.jp
URL http://happysteps.or.jp