睡眠を文化的に研究する
NPO法人睡眠文化研究会
活動エリア | 現在、東京と京都での活動が多いですが、特に限定してはおりません。 |
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ジャンル | 学術・文化・芸術・スポーツ |
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広く社会に向けて、睡眠文化に関わる啓発・教育活動を行い、人々の睡眠をめぐる健康と楽しみの増進に寄与することを目的として、設立された団体です。A:各種講義・研修プログラムの企画、講師の派遣ー立教大学、京都大学において、全学共通カリキュラムとして「睡眠文化」に関するオムニバス授業を開講しており、今年で6年目です。 B:睡眠に関する学際的視点にたった講演会や研究会の開催ー睡眠文化セミナーと称して今年から開催しています。(前回=5月19日@京都) C:各種商品やサービスの企画・設計・デザインに関するコンサルティングー住宅メーカー、計測器メーカー、生活材メーカーなどに対してコンサルティング活動を行ってきました。 D:睡眠文化に関する調査研究ー東京お茶の水に睡眠文化に関する書籍を集めた「睡眠文化ライブラリー」を開設しました。
もともと、「睡眠文化研究」は、寝具メーカーロフテー株式会社で1989年からスタートしています。社内の研究所メンバーと社外の研究者ら(睡眠の科学的な研究者だけでなく、文化人類学や社会学の研究者が中心に構成)によって、睡眠を文化的な視点で捉えるという研究が始まりました。具体的には、世界のいくつかの文化が異なる地域の寝具や寝室、睡眠習慣について文献調査やアンケート調査を行うことで、眠りについての多様な生活の知恵について調査しました。その結果を睡眠文化のシンポジウムを開催したり、本を出版して発信してきました。2009年、活動の母体をメーカー主体から研究者主体に移し、NPOとして活動を続けています。
睡眠に関心がある=眠りに悩みがある、という人が増えていると思いますが、睡眠文化の考え方に接することで、様々な眠りに関する文化や知恵を知って自分の眠りを豊かに楽しくすることになりそう、と思ってもらえたらうれしいです。
来年春、京都で睡眠文化に関する展覧会とイベントを行う予定です。少しでも広く、睡眠文化について知っていただく機会になりそうで今から期待しています。
来春開催予定の眠りの展覧会に向けて、Facebookを立ち上げました。今後関連情報をそこを通じて発信しています。興味のある方はぜひチェックしてください。
https://www.facebook.com/sleepculture?ref=aymt_homepage_panel
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 現代は様々な理由で睡眠に悩みを持つ人が増えているという。個人的な印象であるが、睡眠に不調があるというと、まずは科学的、医学的な内容で原因や対処法を説明される印象があった。しかし、睡眠を文化として考えてみると、納得できることも多々あることに気づいた。たとえば、眠りにつくためには精神的な安定が必要だが、気分を落ち着かせリラックスする方法は国や地域、世代や性別などによって様々であろう。まさに文化である。この団体の活動で様々な文化背景の睡眠に触れると、自分の事例が相対化され、眠れないで悩む人も気分が軽くなるかもしれない、と思った。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 |
豊田由貴夫(立教大学観光学部教授) |
住所 | 埼玉県新座市北野2-1-2-26豊田由貴夫研究室内 |
TEL/FAX | Mobile:080-5007-2464 |
お問い合せ | info@sleepculture.net |
URL | http://sleepculture.net/ |
主な受賞歴や実績
睡眠文化に関わる調査研究活動や、大学での講義や講演会、研究会、コンサルティングなどを行っています。