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認定特定非営利活動法人セカンドハーベスト名古屋

東京都

もったいない食品を有効利用、生活に困っている方を支援!

団体名・プロジェクト名

認定特定非営利活動法人セカンドハーベスト名古屋

認定特定非営利活動法人セカンドハーベスト名古屋の写真

活動エリア 愛知県名古屋市を中心に東海地方(愛知・岐阜・三重・静岡)
ジャンル 食・産業、漁業、林業 

主な受賞歴や実績

2009年 NPO法人格を取得し本格的な活動を開始
2010年 津拠点活動開始
2011年 東日本大震災被災者支援として「ごはん応援箱」活動を行う。
2012年 愛知県弁護士会から「人権賞」受賞
    社会貢献支援財団から「東日本における貢献者表彰」受賞
愛知県遊技業協同組合から「福祉応援賞」受賞
2013年 生活困窮者個別支援活動開始
    常滑拠点活動開始
2014年 高齢者コミュニティ支援事業開始
    2014年度は91企業・団体から511トンの食品を提供いただき、259施設・団体を通じて必要とする人々へお渡ししました(511トンを小売価格に換算すると約3億円に相当)。
2015年3月 名古屋市より認定を受け、認定NPO法人となる。

この活動について教えて下さい

本ではまだ食べられるにも関わらず捨てられる食品(食品ロス)が年間500~800万トンも発生しており、日本のお米の年間生産量(800万トン)に匹敵する量です。その一方で相対貧困率は過去最高の16%と記録し6人に1人が相対的貧困レベルでの生活を強いられています。このようにまだ食べられるもったいない食品を有効につかい、生活に困っている方を支援するフードバンク活動を東海地方最大規模で行っています。
活動を開始して7年が経ち見えてきたのは私達が取り組む課題は「見えにくい」ということです。食品ロスの多くはスーパーに並ぶ前の流通段階や問屋の段階で捨てられており一般の方からその膨大な量が捨てられていることは見えません。また生活に困っている人も6人に1人、約2,000万人もいると言われていますが、どこに住んでおりどのような生活をしているのか一般の方からは見えません。
そこでまず「フードバンク」という活動を通じて、食品ロスや生活困窮者の問題を知っていただきたいと感じています。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

ガイアの夜明けという番組で日本初のフードバンク団体「セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)」が取り上げられたことがきっかけで名古屋に住む有志が集まりました。2009年にNPO法人格を取得し本格的に活動を開始しました。やはり最初は2HJをお手本に活動しておりましが、東海地方での活動の実績を積み、知名度も上がるにつれ独自の活動になっていきました。
具体的には活動は開始した直後はリーマンショックの影響で自動車工場等で働く日系ブラジル人やペルー人の支援が中心でしたが、現在は見えない生活に困った人へ食品を届けるため、市役所や社会福祉協議会、そのた民間の相談窓口と連携を開始しました。また、高齢化により地域で孤立している独居高齢者を支援するため、高齢者の居場所づくりを行っているサロンへの食品配布を始めるなど、その時その時で「必要とする人」へ「必要とする食品」を届けられるよう設立当初から心掛けています。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

私達の活動は「もったいない食品」を「必要とする人」へつなぐことです。
食品を寄付しくださった企業・個人の方から「このまま捨ててしまうのはもったいなくって・・・フードバンクが受け取ってくれてよかった。ありがとう!」と言っていただきます。また生活に困っている方へ食品をお渡ししたとき「もう駄目かと思いました・・・3日も食べていなくて。フードバンクから食品がもらえて助かりました。ありがとう!」と言って頂きます。このように食品を寄付いただく方、食品をお渡しする方、両者から「ありがとう!」と言っていただけことに喜びを感じます。

今後の夢と目標を教えてください

蛇口をひねれば水が出る。スイッチを押せば電気がつくように食べ物を必要とする人が必要な時に受け取ることができるような、フードバンクがインフラのようになり、まだ食べられるのに捨てられる食品が減り、誰もが食べるのに困らない社会になることを目指しています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

この活動は誰もが必要とする「食」という切り口から、社会の様々な問題が見えてきます。また特別な資格がなくても参加できる活動のため、ボランティアの多くはこれまでボランティア活動をしたことが無い方がほとんどです。さらに年齢も学生から主婦、サラリーマン、シニアなど様々な年代の方がいらっしゃいます。是非フードバンク活動にご参加ください。
参加方法は以下の3つです。
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1.時間の寄付(ボランティアとして参加)
2.お金の寄付
3.食品の寄付
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1.正会員となり普段の活動に参加していただきます。月・火・木に野菜を市場から引取り、
仕分け・配布する部分にまず参加していただきます。
2.普段の活動に参加しないが、賛助会員として当団体の活動を資金面で支えていただきます。
3.当団体の活動は企業・個人からの寄付で成り立っております。ご家庭で使いきれなかった、賞味期限が1か月以上残っている保存可能な食品をお送りください。当団体が責任をもって生活困窮者等を支援する団体を通じて、必要とするかたへお届けします。

取材者のコメント
古川勇樹 恥ずかしい話だが、日本で食べるものにも困る人達がいるということを、日頃意識したことがなかった。しかし、6人に1人もの人が生活に困窮しているにもかかわらず、毎年500~800万トンもの食料が無駄に捨てられているという現状はどう考えてもおかしい。たとえ、誰かが要らなくなった食べ物だとしても、生活に窮している人たちにとっては命をつなぐために必要なものである。食べ物の生産者側からしても、ただ捨てられてしまうより、必要とされるところにもらわれていくことがどれだけ嬉しい事だろう。この活動は「食」に関わる多くの人を幸せにする活動だと深く感銘を受けた。
団体・プロジェクトの概要
代表者 本岡俊郎(もとおかとしお)
住所 愛知県名古屋市北区柳原3-4-2小菅ビル1F
TEL/FAX TEL:052-913-6280/FAX:052-913-6281
お問い合せ info@2h-nagoya.org
URL http://www.2h-nagoya.org/