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NPO法人 UDほっとねっと

東京都

ユニバーサルサービスで誰もが暮らしやすい街へ

団体名・プロジェクト名

NPO法人 UDほっとねっと

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活動エリア 三重県内
ジャンル まちづくり 

主な受賞歴や実績

誰もが暮らしやすい街づくりをめざし、ユニバーサルサービスの普及や買物弱者対策など、高齢者や障がい者が街に出かけやすくなるような取り組みをしています。

この活動について教えて下さい

高齢になっても障害があっても、暮らしやすい街づくりを目指しています。自分の事が自分でできるようにするためのハード整備は大切なことですが、多くのお金がかかるため、なかなか事は進みません。そこで近頃力を入れているのが、接客業の方たちへのユニバーサルサービスの普及です。

健常者同士の擬似障害体験研修ではなく、10年以上のボランティア活動で育んだ、障害当事者と当会との連携を生かした、「慣れる」事を目的とした障害当事者接客研修を始めました。今後、多くの方に受けて頂きたいと願っています。

また、高齢者等の見守り活動をする地域団体とのネットワーク「買い物弱者対策を考える会」の事務局をしながら、商店街とのコラボ企画「本町通りでお買い物」を開催し、出かけて楽しい町、誰もが大切にされる商店街づくりのお手伝いをしています。商店街の方たちには試食をご提供頂き、ボランティアには「つまみ食いツアー」のツアコンを担当してもらい、多くのご高齢の方に「たくさんお話ができて楽しかった。」と喜んで頂きました。障害理解などを広めながら、今後もこの企画を毎月1度、続けていく予定です。

街が出かけやすくなれば、きっとみんながいつまでも楽しく暮らせる。そんな能天気な事を考えながら、一歩でもNPOならではの方法で、ユニバーサルデザインの街づくりを進めていきます。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

三重県が開催した「ユニバーサルデザインのまちづくりアドバイザー養成講座」を受講した者が集まり、街が変わる事で、不便を感じている人たちの苦労が減る事を伝えようと発足しました。県内には同様のボランティア団体が10以上あり、それぞれに特色のある活動をしています。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

誰かの辛さを知った時には、今まで気づかなかった自分を恥ずかしく思います。
それを少しでも解決できた時には、やりがいを感じます。
そして、今まで福祉的な事には関心がなかった人をも巻き込めた時には、生きがいを感じます。

今後の夢と目標を教えてください

高齢者や障害者が必要とする有意義な情報を集め、それをネット上に公開したり、実際に知ることのできる場を設けるのが目標です。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

自分が高齢になったり障害を持つことになった時を想像し、自分が住む街が住みやすいまちになっていたらいいな!と思った方は、ぜひご連絡ください。研修を受けてくれる企業探しや、人に優しいお店探し、障害当事者との連絡役、イベントでの見守り役など、一緒にまちづくりを進めてくださる方のご参加をお待ちしています。

取材者のコメント
古川勇樹 障がい者でも高齢者でも、みんなが「住みやすい街」をソフトの面で作っていこうという、この団体の取り組みはとても興味深いと思った。接客業の人たちから変えていこうとする取り組みは目の付け所が素晴らしい。接客業の人たちがユニバーサルサービスを実践できれば、障がい者や高齢者にとっては街に出ようとするときの心理的な負担がぐっと小さくなるのではないだろうか。ハード面に不便を感じていても、街の人からのちょっとした手助けやちょっとした言葉がけが増えるだけで、その街は居心地のよい、行きたくなる場所になるのだと思えた。
団体・プロジェクトの概要
代表者 伊藤順子
住所 三重県四日市市別名3丁目14-21
TEL/FAX 059-332-3529
お問い合せ info@ud-hotnet.com
URL http://www.ud-hotnet.com/