視覚障がいの当事者が講師となる講座を展開
特定非営利活動法人 神奈川県視覚障害者情報雇用福祉ネットワーク(略称: View-Net神奈川)
活動エリア | 現状神奈川県内、横浜市中心 |
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ジャンル | 医療・福祉 教育・学習支援 |
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「ユニバーサルデザインの心を育む心のUD講座」を提供しています。「視覚障害当事者だからこそできる『生の言葉での講話』」や「私達と共に楽しめるスポーツや様々な体験を共に行うこと」を通して、相互の違いを理解し、認め合うことができれば、お互いが幸せな心を持てるようになれることを伝えています。そのために講師メンバーは常に研修を積み重ね能力向上を図っており、主に市内福祉教育団体と連携を持ちながら進めています。
従来から行われていた福祉教育の在り方に疑問を持ち、課題を感じていました。そして子供達の前に立つ視覚障害当事者の影響は多大なもので、常にスキルアップをしながら上質な講座を提供することが必要と感じたからです。
福祉教育の場で出会う子供達とふれあう時間は短いですが、興味を持ち感心を寄せる子供達の反応を見ることは楽しいことです。また、後日に子供達の感想を見た時に、ほんの数人でも私達の理念に沿った考えが伝わっていることが解れば、それはとても嬉しいことです。このようなことを踏まえて研修を積み重ねて、また次の子供達と向き合えることに遣り甲斐や喜びを感じます。
将来はどんな心身機能の人も社会生活上の障害を感じることなく快適に暮らせる社会が訪れることを願っています。私達の「障害を社会モデルの視点で捉えた講座」の提供が、その実現に寄与できるようになって行けたら素晴らしいと思っています。今は横浜市・神奈川県中心の活動ですが、DVDなどによる私達の福祉教育の全国展開を実現したく考えています。
「社会モデルの視点に立った障害の捉え方」だけでも理解すれば、皆様の障害に関する考え方は驚く程変わることは間違いのないことです。
私達と共に「だれもが幸せに暮らせる社会」を目指しませんか!!
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 視覚障がい者が講師となって、児童や学生に直接語りかける形式で授業を行う福祉教育の活動は、授業を受ける子供たちにとって相当にインパクトのある経験になっていることだろう。目が見えないことによる認知や感覚、日常生活での工夫や外出時に気を付けることなど、視覚障がいの当事者が、具体的で身近な事例を話すことはとてもリアリティがある。授業を通して、障がい者ができることややりたいこと、障がい者にとっての快適さ等について、肌感覚で学んだ子供たちは、街中でも障がい者とのコミュニケーションが自然にできるようになることだろう。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 新城 直 |
住所 | 神奈川県横浜市中区翁町2の8の5 第一東里ビル302 |
TEL/FAX | 090-9640-2823 |
お問い合せ | jimukyoku@view-net.org |
URL | http://www.view-net.org |
主な受賞歴や実績
★福祉教育事業
2009年法人発足から2014年度までに、延べ15,000人以上が受講
★家電製品取扱説明書バリアフリー化事業
2013年2月 神奈川県知事賞を日立アプライアンスと共同受賞