高齢者の生活の不安を生涯にわたって支援
特定非営利活動法人 きずなの会
活動エリア | 1都6県に13事業所を展開しています |
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ジャンル | 医療・福祉 |
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当会は高齢者、障がい者の方々と「生活支援等契約」を結び、身元保証支援・生活支援・葬送支援を、親族に代わり行っています。近年、独居老人の方々が、アパートや病院、福祉施設などへ入居や入院する場合、身元保証人がいなくて困っているという話が多くなりました。そうした高齢者の身元保証、それに伴う様々な生活支援や金銭管理、さらに病気やケガなどの緊急時の対応から葬儀・納骨まで、生涯にわたる支援を24時間・365日、提携する弁護士法人と協働し行っています。
当会発足前に、ある事業で関わりのあった高齢者の方が軽費老人ホームへ入所する際、身元保証人がいなかったため、法人として身元保証人をお受けする事になりました。法人 として身元保証人を受けるということが、社会に存在していなかった頃、偶発的に生まれたことでしたが、これをきっかけとして2001年にNPO法人を起業しました。世の中の家族形態に著しい変化が生じ、独居高齢者が急増した現在、必要不可欠な制度となりました。
「きずなの会に出会えてよかった」という当会のキャッチコピーそのもので、会員様から頂戴するたくさんの感謝の声を聴くたびに、社会的な責任の重さと遣り甲斐を感じます。
全国各地から問い合わせが数多く寄せられています。その声にお応えするため、全国47都道府県に事業所を置き、困っている高齢者の方々の生活支援が出来ることを目指してまいります。
人間誰しも多かれ少なかれ老いてからの人生に不安を感じておられるのではないでしょうか。特に独居老人や障がい者の方々の中には“人生の終末期をどの様に過ごすか”不安で安心して生活できない、という声が多くあります。そうした不安を抱えている方々に対し、“少しでもお役に立ちたい”をモットーに、職員として高い倫理観を抱きながら関わっていくことを大切にしていきたいと思います。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 一人身の高齢者や家族や親類との縁が薄い高齢者が増える中、親族に代わって各種契約の保証人や金銭の管理、葬儀の取り計らいまで支援しているというこの団体の活動は、心身の健康面に不安を抱えがちな高齢者には何とも心強いものであろう。偶発的に始まった活動であるとのことだったが、核家族化や高齢化が進む現代社会では、この団体の活動のような高齢者支援の登場は必然だったのではないかと思えた。これからますます必要性が高まっていく支援形態であり、いずれは行政の制度として整えていく必要があることなのかもしれないと思った。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 理事長 油田弘佑 |
住所 | 愛知県名古屋市東区東片端町23 東片端サンコービル3階 |
TEL/FAX | TEL:052-961-8002 FAX:052-961-8022 |
お問い合せ | kizunanokai-nagoya@bridge.ocn.ne.jp |
URL | http://www.kizuna.gr.jp/ |
主な受賞歴や実績
2001年に愛知県で認証を受け、2009年には内閣府より全国認証を受けました。
2015年5月末現在、累計約7,800名の高齢者・障がい者の方々と「生活支援等契約」を締結し、生涯にわたる生活支援活動を、提携する弁護士法人と協働し行っております。
また、当会の特長は独自の身元保証制度を行っていることです。きずなの会が多くの高齢者の方々と「生活支援等契約」を結んだことに報道関係者が注目し、たびたび新聞やテレビで取り上げられました。