体験型授業で考える力、生きる力を養う教育に変えていこう
NPO法人体験型科学教育研究所(リアルサイエンス)
活動エリア | 東京、秋田、愛知、岡山、北海道、静岡 他(事務所は東京) |
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ジャンル | 教育・学習支援 |
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体験型科学教育研究所では、体験型の科学教育プログラムを開発・普及し、科学を通じて国際社会に貢献できる人材を育成しています。主な事業は教員の資質向上の為、指導者育成・研修を各教育委員会と連携して行っています。
【見て、さわって、ためして、考えて、やってみる】実験、観察、もの作りなどを通して学ぶ体験型学習法の普及活動をしています。学校や教育委員会と連携しての出前授業や教員研修の実施、授業案などの教材の研究開発、自然体験教室の開催や科学館の体験型展示とワークショップなど子ども対象の科学体験が主な活動です。
「正しい答えより正しく考える道筋」「科学とは協力することである」「身の回りにあるものを使って学ぶ」「科学で学んだ真理を日常生活に応用する」といったコンセプトを持つアメリカの教材、GEMS。そのGEMSの教材に共感した先生たちが集まり「答えを教えない問いかけ型の教育」を実践するオリジナルの学習法で、理科教育の質の改善と人材育成の普及をしていくために始めました。
出前授業等で子どもたちが生き生きと参加してくれることで、現場の先生たちの意識向上を図れたときです。
学校の授業が楽しく、子どもたちが「教えてもらっている感がないのに沢山学んだ」と言えるような授業を先生方にしていただくため、”マイスター“と呼ばれる先生を一人でも多く育成していきたいです。
「解き方」ではなく「考え方」を教える教育、数学を通して科学的思考力を養うことを目指すことこそ、生きる力へとつながるはずであるというリアルサイエンスの理念を理解いただき、教育者を育成する活動へのご参加をお待ちしております!
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | この団体が目指している、自ら考える力、生きる力を育てる教育は、まさに今求められている教育の姿だろう。現実は、日本の学校現場で使われている教科書や問題集自体が、考える力を引き出そうという形になっていないと言わざるを得ない。子供たちが自ら考える教育に転換するためには、従来の教科書の記述や授業の形式、さらには教師と児童・学生との関係など、教育に携わる人々のドラスティックな意識変革が必要になる。困難の多いプロジェクトであるが、大変魅力的な活動である。賛同者を増やして大きな流れにしていってほしいと思った。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 |
理事長 秋山 仁(数学者、東京理科大学総合教育機構理数教育研究センター所長) |
住所 | 東京都世田谷区祖師谷3-17-22-302 |
TEL/FAX | TEL 03-3482-8020 FAX 03-5429-1066 |
お問い合せ | info@taikenkagaku.org |
URL | http://www.taikenkagaku.org/ |
主な受賞歴や実績
1.指導者育成事業→教員研修、マイスター養成講座、出前授業、協議会の実施
・帝京大可児小学校理科カリキュラム作成
・体験型科学教育フォーラム&リアルサイエンス研究大会の開催
・東海市教育委員会、延岡市教育委員会、静岡県科学館るくる、渋谷区教育委員会、瀬戸内市教育委員会、由利本荘市教育委員会などの提携先教育委員会が管轄する地域の小学校、中学校に伺い授業を実施。協議会は出前授業に先生方を集め、体験型教育の手法や行った出前授業のポイントを説明、協議する。
2・子供の科学体験
・子供(親子)向けの体験型科学教教室を東芝未来科学館で年4回定期開催。
・NPO法人目黒ユネスコ協会と協力し、ムササビ観察会、科学教室、地引網などの野外活動を含めた科学教室を行っている。
3.研究開発
学校教育に合わせた体験型理数教育の指導書、ハンズオンブックの開発を実施。