特定非営利活動法人　WE21ジャパン

この活動について教えて下さい

WE21ジャパンは、世界で起きている環境破壊・貧困の解決にむけて、気づき、考え、行動していく市民をひろげる活動を行う団体です。市民の皆さんから物品寄付をうけ、ボランティア参加で販売・運営するチャリティーショップ「WEショップ」を拠点に、リユースとリサイクルを進め、その収益でアジアを中心とした世界約30か国の人びととの民際協力を行っています。またこれらの活動から見えてきた、環境・貧困・人権などの問題について学ぶ“共育（ともいく）”、解決にむけた調査や働きかけを行う“政策提言”を進めています。

WE21ジャパンは、神奈川県全域で36のWE21地域NPOと連携し、WE21ジャパン・グループ全体の活動を推進しています。WE21ジャパンの団体名は、「WE」はWomen’s Empowerment（女性が力を付ける）の略で、女性たちが力を発揮して21世紀の世界を変えていこう、そしてこの輪を日本中に広げようという意味になっています。

どうしてこの活動をはじめたんですか？

1996年と1997年、イギリスの国際協力NGO「OXFAM」と同団体の経営するチャリティーショップ「OXFAM SHOP」を生協と地域政党のメンバーが訪問しました。不要なモノをもう一度役立つ場面に引き出すリサイクル事業と、その収益を国際支援活動などに活かすNGO活動の主旨とシステムを知り、日本でもやってみようと賛同した女性たちが発起人となって神奈川県内で活動が始まりました。1998年厚木市に「WEショップ厚木一号店」が設立して以来、各地に「WEショップ」がオープンし、現在、神奈川県と東京都の一部に合計55店舗が展開しています。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

WE21ジャパンは県内36のWE21地域NPOと連携しWE21ジャパン・グループとして活動を進めていますが、その魅力はその活動の多彩さとボリュームでしょうか。各WE21地域NPOでは、「WEショップ」というチャリティーショップをボランティア中心で運営し、資源のリユースを行うと同時に収益金を生み出しています。そんな日々のお店では市民の皆さんとのふれあいや面白エピソードがたくさん生まれます。

得られた収益からアジア・アフリカ・東北の支援プロジェクトへ支援金を送り、その報告会を開いていますが、支援するプロジェクトは年間約90にのぼり、世界とつながり・気づき・学びが広がります。実際に支援先を訪ねるスタディツアーも実施して顔と顔の見える関係を築いています。そこから課題解決の道を探る政策提言もNGOとしてのやり甲斐につながっています。

また、年に2回、春と秋に「WEフェスタ」という大きなチャリティーイベントを行うのですが、グループ全体で取り組むときのメンバーが一丸となって取り組む盛り上がりも圧巻です。

今後の夢と目標を教えてください

各地のWE21地域NPOはそれぞれNPO法人を取得し、自立して活動していますが、共通するミッションという同じ方向へ動きをつくり、相乗効果で大きく活動を広げていきたいと思っています。そして、世界で起きている課題解決にむけて、気づき、考え、行動していく市民を増やしていきたいです。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

WE21ジャパンには様々な特技・才能を活かしていただける場があります。市民事業に関心のある方は「WEショップ」での販売事業、広報・イベント企画などがあり、NPO実務運営、NGO活動に関心のある方は、WE21ジャパンでのボランティア、インターンで学びながら、組織運営、広報・イベント企画運営、翻訳などに参加していただけます。

まずは、お近くの「WEショップ」やイベントへお越しください。地域や世界の課題に興味関心のある方、仲間と楽しく活動したい方はぜひご参加ください。たくさんの出会いがあなたを待っています！