自分達の地域に自分達で取り組む
NPO法人 いんしゅう鹿野まちづくり協議会
活動エリア | 鳥取県鳥取市鹿野町 |
---|
ジャンル | まちづくり 地域活性化 市民活動団体の支援 食・産業、漁業、林業 |
---|
いんしゅう鹿野まちづくり協議会は城下町鹿野において町並みを活かした「藍染め暖簾」「家号瓦」等の軒下演出、「いんしゅう鹿野盆踊り」「虚無僧行脚」等の賑わいづくり、活動拠点「鹿野ゆめ本陣」食事処「夢こみち」等の空き家活用、「鹿野まちづくり合宿」開催、「神山・尾道・鹿野連携プロジェクト」等の地域間連携、地域内連携による「タイムズ」発行など、地域文化やまちなみを活かし魅力ある地域を目指した活動を行っています。
空き家活用・移住定住支援では住居、飲食店、工房、ショップなど20ヶ所を超える空き家活用を進めるとともに、平成25年度より鳥取市から「鳥取市移住定住空き家運営業務」を受託し、平成26年度は12組、21人の移住者を受け入れました。
最近は江戸期建築の活用や農業の課題解決など新たな取り組みも始まっています。
鳥取市鹿野町では「鹿野祭りの似合うまち」をテーマに、行政と住民が協働で景観まちづくりに取り組み、その動きに呼応して平成13年10月「いんしゅう鹿野まちづくり協議会」を地元有志により発足。平成15年2月にはNPO法人を取得しています。
設立時に話し合ったことは自分たちの子・孫が帰ってきたくなる町、帰って来れる町、そして住み続けたいと思う町を創ること。また平成の大合併により鳥取市になる事が決まり、役場がなくなるのでその代わりの存在になれたらとの思いもありました。
事業は誰かの思いを皆でカタチにする。楽しいこと、やりたい事をやろうということでした。現在はそれに加えて不得意分野でも地域の課題に一緒に立ち向かい、地域に必要とされることにも取り組んでいます。
鹿野がより魅力的になり、自分たちの子や孫の世代も暮らしたいと思い、移住者も来たくなるような地域になればと考えています。子供たちが幸せそうにしている姿を見ると嬉しいです。
必要とされる事業の継続、農業など地域の課題解決、それらを地域の人々とともに丁寧に取り組んで行きたいと考えています。
私達の協議会は、皆が主体的に考え行動する仲間です。アイデアが提案され皆で取り組もうとなった時、そのリーダーは提案者です。それを皆が支援し一緒に取り組みます。
取材者のコメント | |
---|---|
古川 勇樹 | この団体の活動のように自分たちが住む地域を大事にしたい、地域をこれからの世代の為により良くしていきたい、地域の問題を自分たちで解決していきたいという考えから生まれた活動は、まさにソーシャルアクションの代名詞ともいえるのではないだろうか。その地域に住む人々だからこそ分かる課題や解決策というものがあり、それに対して行動できるというのが、地域の人々自身により行われるNPOなのだと考える。これからも様々な人々がこの活動に参加してみたいと考え、人が集まることで地域をよくする活動が出来るようになるだろう。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
---|---|
代表者 | 理事長 佐々木千代子 |
住所 | 鳥取市鹿野町鹿野1809-1 |
TEL/FAX | 0857-84-1188 |
お問い合せ | info@shikano,org |
URL | http://www.shikano.org |
主な受賞歴や実績
H18年 国土交通省「手作り郷土賞 地域活動部門」
H19年 地方自治法施行六十周年総務大臣表彰
H20年 都市景観大賞「美しいまちなみ優秀賞」
H22年 国土交通省「手作り郷土賞 大賞部門」
H22年 「あしたのまち・くらしづくり活動賞 内閣官房長官賞」
H23年 鳥取県地域づくり大賞
H24年 住まいのまちなみコンクール「住まいのまちなみ賞」
H25年 地域づくり総務大臣表彰
H25年 山陰信販地域文化賞