特定非営利活動法人Healthy Aging Projects for Women（女性の健康支援のためのNPO法人HAP）

この活動について教えて下さい

主に女性の健康について　ライフステージにあわせて、それぞれの世代の女性にわかりやすく伝えることをモットーに女性の健康出前講座を企画・開催しています。HAPが重点化している７つのコンテンツは以下の通りです。

（１）小学校高学年の女児を持つ保護者のための思春期心構え講座（ライフリスクを学ぶ）
（２）高校卒業を迎える女子と母親のための　母娘で考える幸せ健康プラン
（３）20歳前後の女子への女子力アップ講座（貴方へのメッセージ）
（４）20代女子OLのための妊娠・出産・キャリアを考えた　女の子周りの基礎知識と栄養
（５）30代女子OLのための健康・キャリア・親の介護を考えた　自分のライフプラン
（６）40代からの心とからだの健康づくり講座（更年期基本講座）
（７）女性の健康力は日本の底力～女性のための元気で長生きのコツ　～選択は貴方の手に～

テーマビジョンは、女性の健康力は日本の底力!!　です。

どうしてこの活動をはじめたんですか？

もともとこの団体は、日本更年期医学学会に所属する専門の医師とメディカルスタッフにより設立されました。その後、多くの女性がその世代にあった健康の知識を得る機会が少ないという現状を打破するため、健康出前講座を始めることになりました。

日本人女性の平均余命は世界でも類をみないほど延長している一方で、健康寿命とのかい離は12年余りとなり、日本の高齢女性の健康の質は必ずしも高いものではないことが示されています。高齢化による医療費介護費の上昇は、この高齢女性の医療費介護費抑制により抑えられる可能性があり、その原点が、更年期を境目とする、女性の健康のあり方といっても過言でありません。女性は「女3変化」ともいえる大きな変わり目を経験しながら寿命をまっとうします。月経がはじまる前、月経があるとき、月経を終えた後、それぞれのステージで適切に情報提供を受ける機会が必要です。現在の学校教育においては、その情報が適切に十分に届けられているとはいえません。女性の健康情報はまた、かなりパーソナルな部分（一人一人違う）ところもあります。目の前にいる対象女性の健康維持のための選択を支援していけることが大変大切だと考えてこの活動に至りました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

「もっと早くからしっておけばよかった、このことを友人にも伝えたい娘の世代にも伝えたい」「自分の人生の一番大事な時期にとてもためになる情報を得られた」などと言ってもらえるときです。

今後の夢と目標を教えてください

全国で暮らす一般女性がその世代に合った適切な保健教育を受けられる仕組みができるようシステムを整えること。当たり前のように女性の健康講座が開催されるようになることを目指します。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

＜メディカルスタッフの方へ＞　保健医療に関わる方たちにぜひ自分の地域でも女性の健康講座が開催できるような仲間づくりをしてほしいと思います。そして講師になるような経験を積んでほしいと思います

＜一般女性の方へ＞自分の地域でも女性の健康講座を開催してみませんか？　場所、時間、人集め等の企画をしてくださる方を求めています　自分のこと、自分の地域のこととして受け止め　主体的に関わってゆくことが大事だと思っています