再生エネルギーの推進と普及、学習のための活動
特定非営利活動法人サークルおてんとさん
活動エリア | 奈良県全域(特に大和郡山市、奈良市、橿原市、生駒市) |
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ジャンル | 地球温暖化防止 |
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地球温暖化防止や自然エネルギー利用の学習や啓発活動を行っています。市民共同発電所を設置するための活動として4か所の屋根の上に太陽光市民共同発電所をつくりました。あすなら苑の消費したグリーン電力の環境価値を証書化したことにより環境価値を販売しています。また資源エネルギー庁の市民ファンド事例に掲載されています。奈良県次世代エネルギーパークに登録されました。
2004年 特別養護老人ホームあすなら苑(20kW 大和郡山市)
2007年 高齢者グループホームならのは(10kW 奈良市)
2011年 あすなら保育園 (10kW 大和郡山市)
2014年 あすなら苑第2 (10.08kW 大和郡山市)
自然エネルギーに関するネットワークづくり(シンポジウムの開催、自然エネルギー利用施設の見学会の開催や調査)もしています。
特に最近では、奈良市などの小学校や幼稚園、保育園、学童保育に環境出前講座「ペープサートとソーラークッカー」「フードマイレージ」などを実施しています。また、市民ファンドの事例として経営学部の大学教授に提供した情報が書籍に掲載されました。
核廃絶運動から、核と人間は共存できないという思いが根底にありました。さらに地球温暖化防止のために、自然エネルギーを利用した電気を市民の力で作る「市民共同発電」運動に出会い、奈良で市民共同発電所作りのために2002年9月に設立しました。
市民共同発電所作りでは、かかわったみなさんで完成を祝う時が大変うれしいです。また、幼稚園や保育園、小学校に出前講座に行った際、子どもたちの喜ぶうれしい反応があった時に充実感があります。また、再生可能エネルギーに関する最新のテーマで毎年シンポジウムを開催していますが、参加者のアンケートで評価をいただけることでも達成感や充実感があります。主力のメンバーが持てる力を発揮して協力し合えていることもうれしいことです。
太陽光市民共同発電所づくりとしては、寄付金を募ったり、FIT制度導入後は、関係者間の借入金で作ってきましたが、国の制度(FIT)の見直しにより、今後は別の方法で作る必要に迫られています。啓発事業は行政(奈良市、生駒市、橿原市など)とかかわりながら今後も進めていきます。今、新たな切り口(植物と地球温暖化防止)のプログラムを作成中です。
小学校や幼稚園、保育園、学度保育などへの環境出前講座に出向くスタッフを募集中です。再生可能エネルギーに関心がある方、エコ生活に関心がある方、ぜひ定例会やイベント出展の際、のぞいてみてください。お問い合わせください。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 昨今の課題となっているエネルギー問題に取り組んでおり、再生可能エネルギーを積極的に利用していくことで、原発に頼らない社会を目指すことに期待が持てる活動である。エネルギー問題に対して関心があっても、日頃の暮らしからどう変えていけばいいか、それを学ぶ場というものがまだまだ不足している。そんな中、出前講座などを通して子どもたちも自分たちの将来に向けた環境問題やエネルギーの問題に対して向き合うことができるのではないだろうか。脱原発とは言葉でいうほどたやすいことではない。だがこの活動が、未来に向けてその大きな一歩となるはずである。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 理事長 清水順子 |
住所 | 奈良市青山五丁目2番地の11 |
住所 | ただし、定例会は特別養護老人ホームあすなら苑(大和郡山市宮堂町)3階会議室で開催しています。 |
TEL/FAX | 0742-26-6206 (携帯番号:080-3137-4595 清水) |
お問い合せ | otentosan02@yahoo.co.jp |
URL | http://www.geocities.jp/otentsan/ |
主な受賞歴や実績
奈良県生活協同組合連合会会長賞(2003年)
奈良県環境保全功労賞(2007年度)
奈良県地球温暖化防止推進センター「ストップ温暖化『匠の知恵』コンテスト』
太陽エネルギー賞(2007年)小さい頃から始めま賞(2008年)
国際ソロプチミスト奈良・あすか「環境貢献賞」(2008年)
奈良NPOセンター「なら未来・創造大賞・奨励賞」受賞(2011年)