小劇場を通じて芸術の力で地域に貢献
特定非営利活動法人フリンジシアタープロジェクト
活動エリア | 京都市を中心に全国各地 |
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ジャンル | 学術・文化・芸術・スポーツ |
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客席が300席以下の「フリンジシアター(小劇場)」と呼ばれる舞台芸術の活動の支援をしています。設立当初は公演前の広報や公演当日のお手伝いといった「制作業務」がほとんどでした。近年は小・中・高校での演劇ワークショップやアートコミュニティスペースKAIKAの運営、KAIKA近隣の商店街・松原京極商店街とのコラボレーションした事業を中心に行っています。
フリンジシアター(小劇場)はそれ自体が独立した舞台芸術のジャンルであると同時に、アマチュアの発表の場や、プロの実験的な上演の場としても重要な機能を果たしています。全ての舞台芸術シーンの重要な土台であると言っても過言ではないこのジャンルは、1つ1つの公演規模が小さく、大量生産、再販が不可能なもので、営利活動には向きません。そのために、経済成長の中では、取り残されてきたとも言えます。その様な背景を踏まえ、 地道な展開を目指すために非営利の法人を設立することは、重要な意義を持つと考え、活動を開始しました。
フリンジシアタープロジェクトが運営に携わるアートコミュニティスペースKAIKAは客席の数が50席前後となっています。KAIKAでの1回の上演あたりの観客数は決して多くはありませんが、公演以外に演劇ワークショップをはじめとした事業を多く展開しています。
日々、KAIKAやKAIKA以外の場所で活動することができ、多くの方にフリンジシアター(小劇場)のことを知ってもらえること、それに加え、毎年演劇ワークショップを楽しみにしてくださっている学校さんがあることや、私達の事業がきっかけで劇場に足を運んでくださる方が多くいることは大変嬉しく思っています。
これまで行ってきた事業はその都度、内容を検討して継続させつつ、フリンジシアター(小劇場)と人々の関わりが増える取り組みを行っていきたいと考えています。
アートコミュニティスペースKAIKAにご来場いただければと思います。
公演の他、お気軽に演劇を楽しめる「大人の演劇部」などを定期的に開催しています。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 舞台と言うと有名な劇団やミュージカルの派手な舞台装置の大規模な演劇をイメージするが、実は小規模な劇場も少なからずある。ただ規模が小さいことと採算性が低いために存続していくためには、有志の方の支えを必要としている現実がある。映画やドラマのような作りこまれたものとは違い、演劇は生身の人が演じる楽しさがある。見るだけではなくその舞台を作っていく楽しみ、裏方としての楽しみがある。ワークショップでは大人の演劇部なども開催しているか、若い頃に演劇を親しんだという人も、演劇は見るだけだったという人も、身近に芸術の楽しさを感じられるはずだ。子どもの感性を育てるにも適しているのではないだろうか。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 福原加奈 |
住所 | 京都市下京区岩戸山町440番地江村ビル2F KAIKA内 |
TEL/FAX | 075−276−5774 |
お問い合せ | info@fringe-tp.net |
URL | http://www.fringe-tp.net/ |
主な受賞歴や実績
第3回山村力(やまぢから)コンクール 審査委員会長賞
平成25年京都府環境保全功労者