特定非営利活動法人　空き家コンシェルジュ

この活動について教えて下さい

空き家の適正管理を促すＮＰＯ法人であり、空き家の売買・賃貸・管理・解体など空き家に関するあらゆる相談を電話・面談・メール等により受けています。幅広い相談に対応する為、会員は各専門家で構成されており、建築士・税理士・司法書士・行政書士・宅地建物取引士などがいます。
現在奈良県内各市町村と共同で空き家のセミナー・相談会を共同主催で毎月2度開催しており、また空き家の調査・空き家バンクの運営などの事業を奈良県内市町村より委託を受けて行っています。今後も奈良県を始めとする各行政と連携をとり空き家問題の解決に向け活動を行って行くきます。平成26年度年間相談件数は約400件です。

どうしてこの活動をはじめたんですか？

元々は代表理事が不動産の建築営業をしており、アパートオーナーの空室対策の相談を行っていたのが始まりです。法人設立前より空き室の相談を受けていたが、次第に空き家の相談をしたいという意見が出始め、空き家について調べてみたところ、その時でも準社会問題となっていました。それから今まで培ってきた知識や経験、人脈を使い空き家を通して地域に貢献できるのではないかと考え、空き家専門のＮＰＯ法人の設立を考え今に至ります。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

空き家問題は様々な問題を含み、相談内容も同じ問題はなく、一件一件全く別の問題です。それゆえに空き家の相談に来る方は「どこに相談して良いかわからなかった」という事を第一声として言われます。このようにずっと空き家問題が不安要素としてあり、一人で悩んでいる所有者がいる中で自分たちの知識や経験を基に賃貸・売買・管理あるいは解体等なんらかの形で解決を迎える事が出来た時にやりがいを感じます。
また賃貸、売買希望の物件を利用希望者とマッチングが叶い、喜んで住んでもらっている時です。
いずれにしろ、他ではできない空き家コンシェルジュだからできる事を精一杯行い、それにより喜んでくれる人がいる時ですね。

今後の夢と目標を教えてください

ステムやノウハウをより洗練させ、奈良から全国にコンテンツを輸出し全国的な規模で空き家問題の解決につなげる事です。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

空き家コンシェルジュの活動では幅広い知識や専門の知識が必要なわけではありません。
それよりも相談に対して真摯に一件一件取り組み、相談者の言葉に真剣に耳を傾ける。そのような熱意の方が必要です。