「情報格差」の解消で豊かな社会を目指す!
NPO法人インフォメーションギャップバスター
活動エリア | 主に東京、横浜。全国にも対応 |
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ジャンル | その他 医療・福祉 |
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日本には耳の聞こえないなどの理由で情報が自由に手に入らない人が100人に1人はいると言われています。情報の入手にタイムラグがあると、いろいろな機会を損失してしまいます。このことを「情報格差」といいます。「情報格差」に困っている人は、聴覚障がい者、視覚障がい者、発達障がい者、高齢者、在日外国人など多岐に渡っていますが、これまでこういったテーマに取り組む動きはほとんどありませんでした。当団体では、ニーズの高い職場・生活に絞っていろいろな場面における情報格差解消する要望活動を行っています。
当団体は、障害者当事者が、企業で多くの上司や同僚の理解を得て手厚いサポートを受けることで活躍することができた人が社会還元したいという思いから集まっています。特に聴覚障害という耳のハンディのゆえに情報が入らない障害を持っている人が多く集まっており、情報格差がたくさんあるという世の中の現実に目を向け、会社の中での理解やサポートで得た知見や経験を活かして、情報格差を解消すべく、「Beyond the Information Barrier 〜誰もが情報を得ることのできる豊かな社会を創ろう〜」という理念のもとで当団体を設立しました。
情報格差は聴覚障害者だけのものではなく、他の障害者、例えば、視覚障害者や発達障害者、にも起きる可能性があります。また、立場や場所が変われば、健常者でも起きうる身近な問題です。こういったかなり広範囲の社会問題に取り組むことは、いろんな人との出会いや高好反応が得られ非常にやりがいがあります。特に聴覚障害者や発達障害者に情報の扱い方について教える情報リテラシー講座では、毎回毎回、受講生の充実感や将来に対する希望に満ちた笑顔を見ることができて、大変嬉しく思っています。
今後もこの活動を続けることで、多くの方が格差を乗り越え、ハッピーな生活を送ることができるといった「Beyond the Information Barrier 〜誰もが情報を得ることのできる豊かな社会を創ろう〜」という理念のどおりの社会を実現できるように頑張りたいと考えています。
あたりまえのことがあたりまえじゃない。そういうところに格差があります。
想像してみてください。情報格差は小さくて見えないものが積み重なってできるものです。あなたの思いやりをちょっとずつでも出し合って、少しでも「情報格差」を解消していきましょう。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 「情報格差」という視点から考えると、様々な理由で情報の取得に困難を抱える人たちの問題を総体的に考えることができると思った。情報を発信しても、その情報を必要とする人が必要とするタイミングで届かなければ、それは情報を伝えることにはならないだろう。どうやって届かせるのか、少しの気づきや気配り、工夫ですぐにでも改善できることもたくさんありそうである。情報を提供、発信する側が、情報を受け取る人たちのことをどれだけ想像し配慮できるか、試されていると思った。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 伊藤芳浩 |
住所 | 横浜市西区高島二丁目7番1号ファーストプレイス横浜3階 |
TEL/FAX | 連絡はE-MAILでお願いします。 |
お問い合せ | staff@infogapbuster.org |
URL | http://www.infogapbuster.org/ |
主な受賞歴や実績
情報格差を解消し、持続可能な情報社会を実現するための啓発・教育事業を、延べ約1000名に対し実施し、情報格差問題の解消を行政に要望しています。