特定非営利活動法人ままとーん

この活動について教えて下さい

ままとーんの活動は1999年に地域の子育て情報を集めた「ままと～ん♪」という本の制作からスタートしました。本はこれまでに11号まで発行し、現在も書店で販売しています。その他に、フリーペーパー「ままとーん＃しゃあぷ」は29号まで発行、HPやメールマガジンでも、子育てを楽しむための地域の情報を発信し続けています。情報発信の他にも、お母さんたちがつどえる場の運営や、イベントの開催なども手がけていますが、乳幼児を子育て中のスタッフが自分たちが必要と思えるものを、様々な形にして地域の同じ立場のお母さん達に届けています。

どうしてこの活動をはじめたんですか？

転勤族の多い地域の中で、子育てについての情報がほしい、同じ立場のお母さんと交流したい、そんなニーズの高まりの中で活動が始まりました。本は地域のお母さんたちに喜ばれ、熱心に読んでもらえました。私たちが求めているものは、地域のお母さん達も求めている、という確信が活動の原動力となっています。設立以来の私たちの合い言葉は、「子どもがいてもできること、子どもがいるからできること」。子育てをしながら、様々なことに挑戦できる、子育てを楽しめるよう、活動してきました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

子育ては「キャリアの踊り場」だと思っています。順調にキャリアの階段を上っていた途上で、思うようにステップを踏めない子育てという踊り場は、社会から切り離されたようで孤独だったり、焦りを感じたりすることもあったけれど、その代わり自由に踊ることができる－それまでの枠組みから一旦離れて、色んな事に挑戦できたり（失敗できたり）、子育てを通じて自分を成長させることができる－、そんな可能性に満ちた時間を、ままとーんの活動の中で得る事ができました。入会時には一人目の子が1歳でしたが、今や3人の子育てをしながら、同志とも呼べるような友人を得たり、思い描いたプロジェクトを形にしたりしています。そうした中で、他のスタッフやお会いしたお母さんたちが、自分と同じように子育てを楽しんでいたり、子育てを通じて新たな自分を見いだしたりしている姿を見ると、本当にやりがいを感じます。

今後の夢と目標を教えてください

4年前に「いのちの出前授業～赤ちゃんが学校にやってくる！～」というプロジェクトを始めました。地域の赤ちゃんを子育て中のお母さんやお父さんをゲストスピーカーとして募り、赤ちゃん連れで学校を訪問し、子ども達と交流するという出前授業です。これまでは、主に同じ立場のお母さん達や子育て支援に携わっている人たちに向けて活動してきましたが、更に未来のお母さん、お父さんになるかもしれない子ども達へ、子育ての楽しさ、命の尊さを伝えていきたいと思っています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

「子どもがいてもできること、子どもがいるからできること」を一緒に楽しみましょう！ままとーんの活動を通じて、子育てそのものを自分のキャリアとして誇れる経験にしてもらえたら嬉しいです。