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認定NPO法人 アンビシャス

東京都

人と動物が共生するやさしい社会づくり

団体名・プロジェクト名

認定NPO法人 アンビシャス

認定NPO法人 アンビシャスの写真

活動エリア 京都府、滋賀県、大阪府の一部
ジャンル まちづくり 医療・福祉 地域安全 教育・学習支援 

主な受賞歴や実績

理事長 松岡幸子 「第3回京の公共人材大賞」奨励賞受賞
(主催:京都府 共催・協力 京都信用金庫、アミタホールディングス株式会社)
http://www.pref.kyoto.jp/chiikiryoku/1345697626559.html

この活動について教えて下さい

人と動物が共生するやさしい社会づくりを目指しています。飼い主とペットが向上心を持って日常的な訓練を行い、セラピードッグとして、高齢者施設やホスピス、学校等へドッグセラピー活動を行う団体です。
任意組織から法人化後含め、15年以上活動を継続しており、累積訪問活動数1000回以上に上ります。
セラピードッグ育成のノウハウを活かし、被災時に飼い主とペットが同行避難できる環境づくりに取り組んでいます。避難所は色々な方が避難してくる場所であり、無用な混乱を避けるために、ペットと暮らす飼い主が留意すべき心得や、避難所に迎え入れる可能性のある地域の自治会などに対して、ペットを連れてきた飼い主への対処策などについて研修を行うなど、どんな時でも人と動物が共生できる社会づくりに取り組んでいます。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

・ 1990年代に現理事長 松岡幸子が大型犬と暮らしはじめ、その後複数の犬たちと暮らす中で、欧米水準の適正な暮らし方(オーナー自身が強い自覚を持って、犬の特性に応じてしつけ、適正な社会生活を送ること)を身につけることの重要性に気づきました国内外の様々な専門家との縁を通じて、欧米水準の家庭犬訓練資格も取得しました。
・ 京都近傍のエリアで同じ思いを持って犬との暮らしを楽しむ仲間たちと出会い、ペットイベント(運動会等)を企画するなどに取り組みました。
・ そういう活動が新聞等に報道される中、京都市内のホスピス病棟の職員の方から「患者さんのご要望で、施設にドッグセラピー活動に来てもらえないか」とのご相談が舞い込みました。そこで、欧米水準で訓練をしてきたドーベルマンのハナちゃんと一緒にホスピス病棟へ訪問し、患者さんやそのご家族に大変喜んでいただきました。
・ 患者さんやご家族、また施設の職員の方々の笑顔を拝見し、「自分たちのできる社会貢献をしよう」との思いが大変強くなりました。
・ 1999年に任意団体「京都セラピードッグ」として活動を本格化し、個人的な縁等を通じて、市内の高齢者福祉施設等への定期的なドッグセラピー活動の訪問を続けました。その後、活動の信頼性などを保持するために、2004年にNPO法人化し、その当初から地域の社会福祉に貢献するために社会福祉協議会にも所属しています。
・ 地道にドッグセラピー活動を行う中で、訪問を要望する施設も徐々に増え、社会的信用も向上し、理事長の松岡は、京都市の動物保健行政関連の委員等にも就任しました。
・ 2012年からは、アンビシャス認定セラピードッグとアンビシャス会員が全面的に支援を行い、京都市主催の学校訪問プログラム「きょうとアニラブクラス」を実施しています。また、アンビシャスが独自に主催する学校等訪問プログラム「いのちの授業」にも積極的に取り組みはじました。
・ 2014年には累積訪問回数が1,000回を越え、適切な組織運営と財政基盤の確保に取り組んできた成果として、2015年3月に認定NPO法人になりました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

・ ドッグセラピー活動や「いのちの授業」などで出会う方々が、セラピードッグとのふれ合いを通して、笑みを浮かべたり驚いたりして表情が豊かになったり、動かしづらい手足が動いたり、気持ちが明るくなった様子を見るなど、自分たちの活動が、周囲に直接的に役に立っていると感じることができるときです。
・ また、最近はTwitterやFacebook、ブログなどを通して、できるだけ活動を広く公開し、情報発信していますが、活動を応援してくださる方からのコメントや「いいね!」等の反応は、大変心強く感じます。

今後の夢と目標を教えてください

・ ご存知の通り、2011年の東日本大震災では多くの方々が被災し、大変な生活を強いられることとなりました。テレビやネットを通じて、動物たちの被災状況も多くの方々が目にすることとなりました。その中で、避難所でのペットを巡る課題も顕在化したものの、根本的対策について十分な対応ができぬまま今に至っています。
・ 2013年6月には、環境省がペットとの同行避難についてのガイドラインを示し、被災時には、原則、飼い主はペットを避難所へ一緒につれていく、ということが明記されました。しかし、多くの自治体や避難所を運営する自治会は、避難所へペットを連れてくる人を想定した準備をしてきていません。
・ そこで、当法人では、もしもの時に備え、ペットと暮らすオーナーが日頃から気をつけておくべき心得などの啓発活動や、避難所運営主体となる自治会役員や行政の方々へ、避難所へのペットの受け入れについての準備などについての啓発活動を積極的に取り組んでいます。
・ 「人と動物が共生するやさしい社会づくり」を標榜する当法人としては、どんな時でも、人と動物が思いやりの心をもって共生できる社会とするために、セラピードッグの育成ノウハウを活かして、被災時に適切に行動できる飼い主とペットを1組でも多く増やしていく活動に注力をしていく所存です。
・ また、主軸として取り組んでおりますドッグセラピー活動や「いのちの授業」については、今後も年間延100施設以上の訪問を目標に取り組んでいきます。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

・ 私たちは「人と動物が共生するやさしい社会づくり」を目指して活動しています。
・ 活動をご支援いただける方の寄附による賛助は、いつでも受け付けております。個人・企業等からご支援頂戴した場合には、当法人発行のパンフレットやホームページ、SNS、イベント等において、バナーやお名前等を掲載させていただきます。
・ ドッグセラピー活動への参加を希望される場合には、活動時の事故(訪問先で犬が人を傷つけるなどのトラブル等)を徹底的に排除するために、当法人が定めるアンビシャス認定セラピードッグの認証をうける必要があります。また、認証後も自費にて訓練を継続していたくことをお願いしています。大変恐縮ですが、「おとなしい犬だから」「うちの犬はかわいいから」といった理由のみで、認証をすることはせずに、飼い主の方自身が訓練に積極的に関わり、継続的な訓練を並行しながらの活動をお願いしています。

取材者のコメント
古川勇樹 ペットを通じ、地域社会との連携、及び交流活動に努めている団体である。
セラピードッグを通じて人と人の触れ合いを大切にしており、また、自分の飼っているペットをセラピードッグにしたい飼い主にも親切なアドバイスを行い、ペット問題にも取り組んでいる特色と意欲を兼ね備えた、これからの未来社会を見据えた活動を行っている。
団体・プロジェクトの概要
代表者 理事長 松岡 幸子(まつおか さちこ)
住所 京都市中京区西の京内畑町26番地
TEL/FAX 090-9046-5160/075-841-3897
お問い合せ office@npo-ambitious.com
URL http://npo-ambitious.com