ひきこもり者と、その家族とともに、自立と未来を見据える
特定非営利活動法人KHJ全国ひきこもり家族会連合会
活動エリア | 全国 |
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ジャンル | 医療・福祉 |
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ひきこもり者を抱えているご家族が沢山いらっしゃいます。そのご家族をまず助けなくては、当事者であるひきこもり者も元気になりません。私たちはそのご家族が、自分たちの子達を元気にするため立ち上がり、親のひきこもり問題に対する学習会や講演などの月例会、当事者が集う居場所の運営や当時者宅への訪問事業を積極的に家族会で行えるように声をかけております。誰かに任すという他力本願ではなく、親たちが自主的に活動に関わり作るという方向に進むことを目指しています。そうすればひきこもり者である子どもたちも動くと考えています。
自分(当会代表者)の子供が集団いじめにあっていた時、だれも助けてくれず母親のすべき良いと思うことはすべてをやりました。その時のつらさ、悲しさなどの経験を踏まえ、「子どもの心の回復に何が必要で何をすべきか」などを勉強して臨床心理士になり、当会の代表になりました。子どもを皆で(家族、社会全体で)守ってほしいのです。現代に必要なのは、まず親が子どもたちを守るという社会をつくることです。
親たちの考え方や価値観が変化して、ひきこもり者である子どもたちが回復したときがうれしいです。私自身はきっかけのひとつに過ぎません。ひきこもり者である子どもたち(20歳~50歳)が自己主張をはじめた時、世の中を変える素晴らしい力を持っています。
もっと教育・福祉に国がお金をかけてほしいと思います。教育も多様性があって好きな学校を選べるようになったらいいと思います。さらに授業の一環として人間関係、自己主張の場を学ぶプログラム(教科)を設けてほしいと思っています。現代は仕事の内容もずいぶん変化していて、まずコミュニケーション能力を求められる傾向にある。人間関係の教育を学校や地域社会でしてほしいですし、人間に大切なものは人と人との関係づくり、それを大切に考えて頂けるよう活動しています。
かつての日本に自営の店など沢山あありましたが、ひきこもり者である子どもたちも自分で起業を考えられるように、そういう力が身に付くような支援も大切だと思います。
ひきこもり者である子どもたち、その家族のためになることをしたい、という方、集まってください。当会は資金潤沢な会ではありませんが、ひきこもり当事者やご家族が少しでも楽になり、当事者が社会に出る手助けができるようスタッフ一同努力しております。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 |
代表者の経験から始まった「全国引きこもりKHJ親の会」は、現代社会で注目される「ひきこもり者」だけに注目せず、その家族へも様々なアドバイスやプログラムを通じて、「気づき」をもたらすことで、社会への復帰と、将来を見つける熱心な活動を行っている。 ひとりひとりの事情を考慮に入れながらの地道な活動ではあるが、そのひたむきな情熱が、「ひきこもり者」と家族の明日を切り開くパートナーとしてこれからも活動してほしい。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 伊藤 正俊 |
住所 | 東京都豊島区巣鴨3-16-12-301 |
TEL/FAX | 03-5944-5250 / 03-5944-5290 |
お問い合せ | info@khj-h.com |
URL | http://khj-h.com |
主な受賞歴や実績
ひきこもり者とその家族を支援・対策を行う活動をしています。