災害から復興する、人と人、地域のコミュニティ再生
特定非営利活動法人 地域活動サポートセンター柏崎
活動エリア | 新潟県内 |
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ジャンル | その他 |
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<活動内容>・中越沖地震被災者支援(サロン開設見守り支援)・東日本大震災避難者支援(訪問活動、サロン開設見守り支援)・柏崎地域 自主防災会組織育成事業・その他災害支援関係事業
柏崎は平成19年7月16日に中越沖地震で被災をしました。震災前は、暮らしなれた地域で顔なじみの近隣とコミュニティをうまく形成できていたものが、震災でバラバラになり、仮設住宅を経て転居した復興公営住宅で新たコミュニティを形成していかなければならなくなりました。
そしてこの多くが高齢者であったり1人暮らしの方だったことから、孤立を防ぐサポートができればと、復興公営住宅に隣接している施設でサロンを開設し誰でも集える交流の場作りを行ったのが活動のスタートです。
現在中越沖地震被災者支援の「えきまえサロン」と東日本大震災避難者支援「あまやどりサロン」の2か所のサロンを開設しておりますが、プログラムも出来るだけ幅広く設け、対象参加者や柏崎市内の色んな地域の方からご利用いただいています。また、サロンに参加されない方でも、ふらっと立ち寄ってくださり笑顔で帰って行かれると、スタッフ側もうれしくなります。
震災で被災したことで、地域コミュニティの力が大きければ大きいほど、減災または、早い復興に結びつくということが言われております。現在、サロンでのコミュニティ作りのサポートや各地域の自主防災組織を育成する事業を通して、地域コミュニティ力の大切さを伝えていく活動を行っております。
今後、自主防災会以外にも「こどもの防災」「要支援者の防災」など幅広く災害への予防知識を地域コミュニティ力と絡めながら、発信・啓発活動を行っていきたいと考えております。
開設しているサロンでは色々なイベントを企画しております。そのイベントを楽しみのしている高齢者の方々を多くいらっしゃいます。そのサロンで講師だったり、出演者だったりをボランティアでお願いをしております。ぜひ「楽しい時間」をサロンの参加者の皆さんに提供いただけたらと思っています。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 |
中越沖地震や東日本大震災で、それまであった地域コミュニティが壊れてしまったことから始まったこの活動は、復興住宅に設置されたサロンを中心に、再度新しいコミュニティ作りに尽力している。 人の生活には欠かせない、地域住民とのつながりを再構築することで、同じ体験をしたもの同士が結びつきあい、しっかりと手をつなぎあっていることが感じられた。 孤立しがちな高齢者へのケアも含めた活動は、これからの将来につながる架け橋となるだろう。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 理事長 石坂泰男 |
住所 | 新潟県柏崎市東本町1丁目16-12 |
TEL/FAX | 0257-47-7229/0257-47-7744 |
お問い合せ | tsc-ks@kisnet.or.jp |
URL | http://iori-amayadori.net/ |
主な受賞歴や実績
中越沖地震で離れ離れになった地域コミュニティを復活させる活動を行っています。