「市民性」を育む仕掛けをちりばめながら、八幡を「魅せる」!
特定非営利活動法人 八幡浜元気プロジェクト (通称 YGP)
活動エリア | 愛媛県八幡浜市 |
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ジャンル | まちづくり 市民活動団体の支援 美化清掃 観光 |
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アートプロジェクトとして「かまぼこカーテン」制作を行う際、東京から日本大学の学生約20名が八幡浜に約1ヶ月滞在しました。この1ヶ月は、八幡浜市民にとって刺激的な1ヶ月になりました。商店街を賑やかな声で駆け抜ける学生、真夏の暑い中、制作に取りかかる学生、地元の祭りに参加する学生。八幡浜に縁もないよそ者たちなのに、住民の皆さんは、気になって仕方がない。お菓子の差し入れや手伝いなどが自然に行われるようになったのです。学生たちの賑やかな声や熱意、発想などは、八幡浜へ新たな風を吹き込みました。若い力を活用することは、地元の「土」地を耕す「風」となり得る、そう実感したプロジェクトになりました。YGPは自らの若さを活かし「サプライズ」をしかけるだけでなく、外部から若者やよそ者を活動に呼び込みながら、地域を良くしていくことに挑戦しています。
八幡浜元気プロジェクト(以下、YGP)が誕生したのは、平成18年8月。私と幼なじみの中根が温泉で語り合ったことがきっかけで動き出しました。最初の活動は、幼少期から慣れ親しんだ北浜公園の清掃活動。最初4人からはじめました。
私たちの活動は、清掃活動にはじまり、地域活動団体さんの支援活動や笑顔の素敵な人を紹介した情報誌「やわたはましょうにん八幡浜笑人」の発刊、かまぼこ板を活用した「かまぼこカーテン」制作、まち育てワークショップ・プレゼンテーションの実施など、多岐に渡っています。バラバラな活動に見えますが、私たちが大切にしているコーポレートスローガン「人の元気を、まちの元気につなげる」を具現化したものになります。すべての活動において、「住民」をいかに巻き込んでいくかの視点を大切に、「市民性」を育む仕掛けをちりばめ行っています。
「魅せる」。YGPで私がよく言っている言葉のひとつです。YGPメンバーの魅力がYGPという組織の魅力に繋がるし、ひいてはそれが八幡浜の魅力につながる。そう考えたときに、一人一人のメンバーの魅力を引き出し、活動に活かしていくことが大切なことであると考えています。
私は、メンバーの魅力を発見し、活動に活かされ、やり手も受けても笑顔になる瞬間が好きです。その笑顔が他の住民にも広がり、「YGPの○○さん頑張ってるね」と聞くことが、とても嬉しいのです。
YGPは今年9年目を迎えます。地域内外の応援してくださる方に支えられ、今日まで歩んできました。昨年4月からは、八幡浜の道の駅・みなとオアシス「八幡浜みなっと」のみなと交流館の指定管理業務の一翼を担わせていただいており、今まで以上に地域により深く関わる機会をいただいています。YGPがこれまで培ってきた経験や人脈などをフル活用し、八幡浜の活性化に全力で取り組む所存です。
四国は日本の課題先進地であると言われているように、ここ八幡浜の事業モデルを、全国へ発信し、日本の社会変革モデルへと繋げたいと考えています。
まずは、地域が好きな人。そして、自分の力を地域づくりで発揮してみたい人を募集しています(出身地や在住地は問いません)。正会員で関わるだけでなく、サポーターとしてイベント参加や事務局スタッフになるなど、多様な参画の方法を用意しております。
気になる方は、YGPまでご連絡ください。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 |
発起人とその幼馴染4人で開始された活動は、情報誌の発行やユニークな「かまぼこガーデン」制作、ワークショップ開催にまで広がり、今や八幡の町を活性化するためにはなくてはならない活動にまで発展している。 その活動は市民にも広がり、地域にがっちりと根を据えていることがビシビシと伝わってきた。 こうした地域住民との密接なつながりによる地域発展の形は、これからの日本にはなくてはならないモデルとして同じ志を持った人々の先導者となることだろう。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 濵田 規史 (代表理事) |
住所 | 愛媛県八幡浜市向灘3058 |
TEL/FAX | 09075772581 |
お問い合せ | info@re-ygp.com |
URL | http://www.re-ygp.com |
主な受賞歴や実績
情報誌「やわたはましょうにん八幡浜笑人」の発刊
かまぼこ板を活用した「かまぼこカーテン」制作
まち育てワークショップ・プレゼンテーションの実施