産官学の協働で“未利用資源”の活用を進める
NPO未利用資源事業化研究会
活動エリア | 全国(事務局:京都市) |
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ジャンル | その他 環境全般 |
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これまで不要なものとして廃棄、あるいは利用されていなかった素材は実は“未利用資源”なのです。その未利用資源に対し産官学の英知を集め、過去の活用事例の研究、組織構造の解明、機能性の研究など基礎科学的研究を行うことで、潜在的価値を追求し新たな活用方法を見出していきます。
・年間2回以上のマッチングフォーラムを開催。未利用資源事業化への関連専門家等の講演やパネルディスカッションを実施。
・全国各地の未利用資源情報の収集と農商工連携支援により地域活性化支援活動
・大学、研究機関、企業、自治体との連携
・未利用資源のデータブック活動
・全国各地の生産者と商工業者とのマッチング連携支援活動
本法人は、国立大学法人京都工芸繊維大学の学内組織として平成22年11月に設立された「未利用資源有効活用研究センター」の活動において形成された、産官学ネットワークである任意団体 未利用資源有効活用研究会を母体として、平成23年12月に設置いたしました。
研究会では参加メンバーのネットワークを活かし、未利用資源を有効に活用するための、アイデア作り、アイデアを可視化するためのサンプル作り、ビジネス化のための課題の抽出、関連企業および農林漁業者のマッチング、フォローアップなどビジネスプランや連携体を生み出す上で基礎となる取り組みを実施しています。
本法人はこの活動をもとに、さらに中小企業者と農林漁業の連携を計り、お互いの経営の改善の実現を目指しています。
未利用資源有効活用の研究・活動を通して、日本各地の団体・個人の方々と同じベクトルでネットワークが広がっています。
いくつかの分科会活動があります。その一つである野菜シート分科会より平成25年10月にミリケンフーズ株式会社が誕生しました。未利用資源の新たな価値を利用し、新製品・新商品を開発し新事業を立ち上げることで、新たな雇用の創出や環境汚染の軽減、環境教育、消費者活動、地域の活性化といった課題解決に繋げていくことが可能です。
日本各地に潜在する未利用資源素材・利用方法をご一緒にデータベース化しませんか?また、活動内容で協力可能な団体・個人の方々と連携を築き、新たな動きや大きな企画が生まれることを期待しています。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 放置されたり廃棄されたりしていたものに価値を与え、事業化して行くという、大変刺激的な活動をされている。発想の転換と創意工夫で、ゼロやマイナスからプラスを生み出そうという試みは環境を守っていくために有効であることはもちろん、農林水産業における新規事業の立ち上げや新しい収益源にもなるものであり、地域の活性化にも通じるのではないだろうか。素材と利用法のデータベース化を進めているとのお話であったが、このデータベースで各地のシーズとニーズが結びついて新しいプロジェクトが各地で始まり、未利用資源の活用がどんどん広まってほしいと思った。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 木村照夫(京都工芸繊維大学 教授) |
住所 | 京都市中京区観音堂町466番地 |
TEL/FAX | 075-252-5501 |
お問い合せ | info@miriyoshigen.jp |
URL | http://miriyoshigen.jp |
主な受賞歴や実績
近畿経済産業局 平成25年度新事業活動促進支援補助金農商工等連携対策支援事業認定