元気で自立したシニアライフが過ごせる社会に
特定非営利活動法人 エイジコンサーン・ジャパン(ACJ)
活動エリア | 日本 |
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ジャンル | まちづくり 医療・福祉 |
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日本版U3A事業です。U3Aは「the University of the third age」の略で、第3世代大学の意味です。第3世代はフルタイムの活動から解放され、まだまだ夢や意欲を持つ自分への再投資を考えている世代。元気な第3世代が交流し、学ぶ場がU3Aです。
日本の中高年の生活の質を高め、よりいっそう楽しく、生き甲斐と尊厳、希望に満ちた人生後半生活を送ることのできる社会づくりをミッションとしています。具体的な事業内容としては、U3A第3世代大学(社会的ネットワークを持つ生涯学習塾)、高齢者福祉施設評価事業、街づくり企画支援、セミナー企画等があります。
英国総領事館の建設・環境・街づくり商務官として、日本と英国の環境と建設を結ぶ仕事を行う傍ら、英国の高齢福祉や都市環境整備についても深く関わり、その内容の素晴らしさに大きな感動を得てこれを日本に広めることを決意しました。
特にU3A活動においては中高年の方々が同世代の人達と交流し、人生の後半生活をより楽しく質の高い生活を送るため、知的欲求をみたす場としてSelf-help(自立・自助努力)で活動し、市民の協働による教育の場であり、生き甲斐づくり、健康づくり、介護予防になる事がよろこびです。
U3Aは、本部は1972年フランスで発祥し、現在50カ国に広まり、各国・地域の事情にあわせた柔軟な運営が展開され、培ってきた知識・経験を教えあい、互いに刺激しあう市民団体です。その中でも特にイギリスでは財団が創設され、現在930のU3A、35万人のメンバーが活動しています。
日本国内にもこのU3Aのネットワークをつくり、学びたいという意欲のある限り学べるシステムと市民の協働による教育の場で相互支援につながるself-helpの高齢者コミュニティーを形成し、それらをネットワーク化し、世界のU3Aとも交流し、世界的・グローバルのプラットフォームから、高齢者問題に対峙し、明日への希望と情熱にもえる素晴らしい街づくり、社会インフラの構築を目指しています。
ACJの呼びかけで、国際U3A連盟(AIUTA)と、アジア・太平洋地区U3A連盟が、合同で2016年10月11日と12日、ATCのATCホールにて世界各国から、約100名の代表者が参加する予定です。是非、これを機にU3Aの活動にご参加ください。
日本国内及び世界各国の人達と交流し、政府におまかせの福祉ではなく、自分たちが住みたい社会、住みやすい社会を自ら参加して考えて作ってゆかなければなりません。
ボランティアに参加する事は自分をも助けることになるのです。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | リタイア後の人生をアクティブに過ごしたいと思っているシニア世代の人々にとって、知的好奇心や社会とつながっていたいという気持ちの受け皿になる、魅力的な活動がたくさん詰まっていると思った。高齢者福祉の充実を政府に頼るのではなく、自分たちで住みやすい社会、住みやすい街を作っていこうというこの団体のメッセージや、この団体の活動を通じていきいきと自立したシニアライフを過ごす高齢者の姿は、それを見ている下の世代にとって、あんなふうにリタイア後の生活を送りたいと思わせるロールモデルになると思った。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 塚谷睆子 |
住所 | 大阪府大阪市住之江区南港北 2-1-10 ATCビルITM棟9F |
TEL/FAX | TEL: 06-6615-1250/FAX: 06-6615-1251 |
お問い合せ | info@ageconcern-japan.org |
URL | http://www.ageconcern-japan.org/ |
主な受賞歴や実績
2006年9月、英国最大の高齢者福祉分野のチャリティー団体エイジコンサーン・イングランド(ACE)とパートナーシップ契約を締結。英国から進んだ高齢者福祉のシステムと運用方法を学び、日本の社会的特徴に順化した独自のシステム構築のため、自立型・事業型・ワンストップサービスを提供するNPOを目指す。