誰もができる心のケアを学ぼう
NPO法人心の救急箱
活動エリア | 広島、山口、仙台ほか |
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ジャンル | 医療・福祉 |
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「自分でできる、家族でできる、仲間としあえる」心のケアを、支援しています。家庭にある救急箱の、こころバージョンです。ストレスを受けて悩んでいる時や落ち込んでいる時などに、“話を聞くこと、やさしく安全にふれること、笑うこと”など、自分たちでできることを、老若男女、また援助や支援する側の人など、多くの方に知っていただき、実践し効果を実感していただいています。日常でも非常時でも、いつでも、どこでも、誰でも使える心のケアを習得していただける活動をしています。
具体的には、相談・体験の場として「こころのほっとスペース」、福祉施設への定期訪問「笑いヨガとタッピングタッチ」体験、心と体の健康講座、癒し体験会等でのメンタルケア体験と啓蒙活動、被災地でのメンタルケア相談やメンタルセルフケア講座や支援などです。
近年、ストレスによる弊害が社会問題となっています。自殺、DV、虐待、うつなどで苦しんでいる人たちは、働き盛りだけでなく若年層にまで広がって、ますます増える傾向にあります。ストレス社会の影響で、ほとんどの大人や子どもは、何らかの心の悩みや不安を抱えており、心の安定を失っている状況です。
その背景には、弱音を吐けない、感情とどのように折り合いを付けてよいのかわからない、人の目を気にしすぎるなど、観念に縛られているところがあります。又相談できる人がいない、人とどのよう関わって行けばいいのかわからない等、コミュニケーションが上手くいかないこと等も挙げられます。
ストレスを溜めすぎると、自己肯定感が低く、自分を責める又は他者を責める、そして自己否定への負のサイクルが起きて、生きにくいと感じる方も少なくありません。
そんな中、自分で心のケアができることや、家族や友人といった身近な人が心のケアを行えることは大きな支えになります。少しでも気持ちが楽になること、人との繋がりを感じられることが、ストレス軽減の第一歩と考えます。
また、人の支援をしている人は、自分のことが後回しになり、バーンアウトすることもあります。自分のケアが気軽にできることも大切だと実感しています。
相手の話を真摯に聞くこと、優しく触れること、笑うことは、専門的な技術がなくてもできることです。これらは、様々なセラピースキルの基となる、人間らしい関わりの根源的なものです。簡単なことだけど効果があるやり方をお伝えすることで、お子様から年配の方まで誰でもできるようになります。知っておくといざという時に使え、日々のケアとしても使えます。
平和な社会は、まず自らが平和であることからスタートすることだと思います。自分を愛おしく思え大切にする、生きる希望が持て安らぎを得られる人が、一人でも増えていくことを、身近な人からしていくことができたらいいと思ってこの活動をしています。
相談者が少しほっとして、心身ともに楽になっていく様子が見られたとき、
お子さまと親御さんが仲良くタッピングをしあっているとき、
訪問先のお年寄りの表情が落ちついて、日にちを追うごとに笑顔が見られるようになること、
職場や家庭で使おうと思っていただけるときや、その経過報告を受けたとき、などです。
目標は「一家に1人、セラピスト」
一人ひとりの心の平和が、家庭の平和となり、地域の平和、さらに国の平和、世界平和へと繋がっていくと考えます。その第一歩は、自分の心の平安です。自分のことを大切に思い、素直に心の内を話せる環境、関係を作っていくこと。個人が健全な心身を育み、周りにも思いやりを持ち、心豊かに生きていく世界を目指しています。
メンバーは、殆どがお仕事をされている方です。心理の専門家、治療家、会社員、主婦、セラピスト等、様々な人が関わっています。人のために何かをしたいと思う方のご参加をお待ちしています。又笑いヨガ、タッピングタッチ、その他各種セラピーで、自分が学んできたことを活かしたいと思っている方の参加も歓迎します。
まずは、ご自身のケアをし、身近な人にできることから始めてください。そして、各イベントや施設訪問、相談室など、ご都合の良い日にち、できる時間を使って、活動に参加していただけると嬉しいです。(技術の必要なものは習得して参加していただくことになります)
自分たちも、お互いにケアしあいながら、あり方や技術を確認し、切磋琢磨していきます。自他ともに尊重しあっていきましょう。
たまにしか参加できない方、活動への直接参加が難しい方は、賛助会員として活動の支援をお願いします。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 心にストレスが溜まってしまう原因やそれがもたらす負のサイクル、またそれを解きほぐして心の平和を取り戻すヒントなどを分かりやすく教えていただいたが、お話にとても説得力があると思った。特に、専門家や長い経験のある人でなくとも、自分自身や身近な人の心のストレスが軽減することができるというお話が印象的だった。心のストレスは繊細な問題だから、と遠巻きにするのではなく、積極的に心のストレスに対する知識を身に付け、自分自身や身近な人の心の状態を平和に保つような工夫を日常生活に取り入れていきたいと思った。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 三上弘恵 |
住所 | 広島県広島市南区東本浦町26-7-501 |
TEL/FAX | 082-253-7753 |
お問い合せ | cocoro99bako@gmail.com |
URL | http://www.mikan123.com/cocoro99.htm |
主な受賞歴や実績
広島県共同募金会、社会課題解決プロジェクト参加(平成21年度(法人化前)から平成25年度)