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公益財団法人 文化財保護・芸術研究助成財団

東京都

文化財を保存、修復し、後世に引き継ぐ

団体名・プロジェクト名

公益財団法人 文化財保護・芸術研究助成財団

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活動エリア 全国
ジャンル 学術・文化・芸術・スポーツ 

主な受賞歴や実績

日本、世界の文化財を保護していくために、文化財の保存修復や、芸術文化の研究などを行っています。

この活動について教えて下さい

当財団は、文化財の保存及び活用に関する事業の助成、世界の文化財の保護に関する協力・交流事業を行うとともに、芸術文化の振興のために美術、音楽等の芸術研究に係る諸活動の助成及び国内外の交流を支援して、文化財の保護と芸術研究の充実向上を図り、我が国の文化の発展と国際相互理解の促進に寄与しております。具体的には、次の事業を行っています。

○文化財保存修復助成事業
国内の文化財保護のため、主に都道府県市町村指定の文化財の保存修復事業を行う申請者に対する助成

○芸術研究等助成事業
文化財保護と芸術研究振興のため、調査研究・成果の発表等を行う研究者に対する助成

○国際協力事業
人類共通の財産である文化財の保護・保存のため、国際的な保存修復事業、人材養成の事業を行う研究者に対する助成 
 (事例)中国・敦煌研究研究者育成助成

○重点助成事業
 国内外の文化財の保護に関して、特に重要な事項について募金活動などを実施して重点的に助成を実施
 (事例)東日本大震災被災文化財復旧支援事業、尼門跡寺院文化財保存修復助成事業、アフガニスタン流出文化財保護事業

どうしてこの活動をはじめたんですか?

人類共通の財産である貴重な文化財が、経年による劣化や自然災害、人為的な破壊行為などで危機にさらされているものも少なくありません。当財団設立者の一人である故平山郁夫(当財団元理事長、日本画家、元東京藝術大学長、ユネスコ親善大使)氏は、こうした文化財を国や民族、宗教などに関係なく保護し、保存修復して次の時代に引き継いでいこうと「文化財赤十字構想」を唱え、当財団はその趣旨に基づき事業を展開しております。また、併せて芸術研究にかかる支援事業も実施しています。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

経年劣化や自然災害などで損傷した文化財が、当財団の助成により修復され次の時代に引き継がれてゆくことができるようになったとき及び芸術研究にかかる成果が発表されたときです。

今後の夢と目標を教えてください

当財団は、皆様からの寄付による浄財により運営されていますので、多くの方々のご支援により、文化財の保存修復及び芸術研究にかかる助成事業を充実させ、もって我が国の文化の発展に寄与して行くことです。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

当財団は皆様からのご寄付により、文化財の所有者及び芸術研究者への助成を行っている財団ですので、文化財の保護や芸術へのご理解・ご支援をいただける方々が少しでも増えることを願っております。

取材者のコメント
古川勇樹 人間の営みの歴史やそれぞれの時代に生きた人々の思想、価値観などを今に伝える貴重な文化財であるが、その価値が現代まで保たれ引き継がれてきているのは、様々な人たちの不断の努力があったからであるとよく分かった。経年劣化に加え、今の時代では自然災害や世界各地の紛争などの人為的な要因でも文化財が破損したり破壊されたりと、危険にさらされることが増えているのかもしれない。それらを救出して修復し復元していく作業によって、多くの価値が救われていることが、もっと広く認識されるべきだと思った。
団体・プロジェクトの概要
代表者 理事長 宮田亮平(東京藝術大学長)
住所 東京都台東区上野公園12-50
TEL/FAX TEL 03-5685-2311  FAX 03-5685-5225
お問い合せ jimukyoku@bunkazai.or.jp
URL http://www.bunkazai.or.jp/