小さい子ども達の応急手当を広める出張講座
特定非営利活動法人シーボウル海の教室
活動エリア | 首都圏中心に全国どこでも |
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ジャンル | 医療・福祉 地域安全 教育・学習支援 |
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赤ちゃん(0歳)・子ども(1歳~思春期)に特化した救命/応急手当普及のため、実技中心の講座を実施しています。受講対象者は、小さなお子様に関わるすべての方です。保育従事者(保育士)をはじめ、幼稚園教諭、小中学校教職員、ファミリーサポート提供員、そしてお母さん、お父さん。
講座内容は、事故事例のご紹介と事故防止、そして手当の実技練習(心肺蘇生法、AEDの使い方、窒息時の手当、止血法、ケガの調べ方など)。特に、心肺蘇生法は、参加者2名に対しダミー人形1体ご用意し、繰り返しの練習で、スキルを身につけていただきます。1分1秒を争う緊急事態の手当から日常よくあるケガの手当まで、ファーストエイド全般を学べます。
私の娘が生後4ヶ月の頃、呼吸困難から呼吸停止に陥ってしまった事故がありました。しかし、救急車を待つ間に実施した救命手当によって、救急車到着直前にしっかりした呼吸が戻り、一命を取り留めることができました。
身体を動かして手当の実技練習をしていた経験が、ほんとうに現場で役立ったことを実感し、その事故をきっかけに講師になり、現在手当の普及に努めています。ひとりでも多くの方に、この講座を受講いただき、知識や手当を身につけて、大切な我が子や、お預かりしているお子様にもしものことがあったときに備えていただきたいと思います。
実際に、講座を受講された直後に、お子さんが窒息事故を起こし、すぐに習った手当をしたことで、すぐに窒息が解除され、事なきを得た。といったようなご報告をいただいたことがあり、普及の大切さを痛感するとともに、ご無事だったことが何よりうれしく思いました。
その他、受講していただいた方から、「緊急事態に対する不安が軽減しました!」「繰り返し練習したことで、手当をする自信がつきました!」「そばにいる『私が』手当をしなきゃ!と思いました。」などと言っていただけるのはうれしいです。スキルを身に付けることとともに、手当の重要性や必要性を知っていただけたということですからね。
講義についても、生理学や解剖学的な側面からもわかりやすい説明を心がけているので、「手当の形だけでなく、なぜか?という部分が具体的でわかりやすかった。」と言っていただけると、うれしいです。
まだまだ小さなNPO法人ですので、今後質の高い講師陣で、よりよい講習をひとりでも多くの方に実施していきたいと思います。当法人だけの話ではありませんが、今後、ママになるすべての女性に、出産前もしくは、出産後の検診時、受講が義務化されるといいなと思います。
また、保育士の資格維持の条件として、定期的な受講をしていただけることを希望します。(欧米では、保育士資格の維持条件にしているところがたくさんあります。)
講座を受講希望の方は、おひとり様から大人数まで対応できますので、お気軽にお問い合わせください。個人で受講希望の方は、当NPO事務局(東京都目黒区)で実施いたします。出張開催希望の方は、講座スペースをご用意いただくだけで、講座に必要なものは、すべてこちらから持参し、どこでも、いつでも実施いたします。
その他、当活動の性質柄、専門性が高く、一緒に講習を実施することはできませんが、当活動を、より多くの方に知っていただくためにも、ぜひ周りの方へご紹介をしていただけますと有難いです。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 緊急時にとっさに救命処置ができる人はまだまだ多くはない。いくつかの資格試験などでは実習が必須とされているが、一度習ったことがある程度では、実際の場面で行動するには不安が大きく、救急処置についての情報や練習の機会が日常生活に増えていくべきだと思った。特に、子どもの救命処置、ファーストエイドの講習が身近なものなり、もしもの時に行動できる自信を持った大人が増えれば、普段から子どもたちを思いっきり遊ばせてあげることができるし、どんどん新しいことに挑戦させてあげることもできることだろうと思った。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 中村 誠 |
住所 | 東京都目黒区下目黒2-21-18 |
TEL/FAX | TEL 03-3493-1753 / FAX 03-3493-1753 |
お問い合せ | npo@seabowldive.com |
URL | http://www.seabowldive.com/npo/lsfac/ |
主な受賞歴や実績
赤ちゃん・子どもの救命/応急手当講座 年間160講座開催(2014年度実績)