江戸時代の暮らしを伝える豪商の館
公益財団法人 田中本家博物館
活動エリア | 長野県須坂市 |
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ジャンル | 学術・文化・芸術・スポーツ 観光 |
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田中本家博物館は、江戸時代より豪商田中本家が伝えてきた美術品、資料、建物、庭園などの文化財を後世に残すために活動している公益財団法人です。
維持管理費、税金、後継者など個人で旧家を維持することは難しい時代になりました。特に、相続税は収入とは関係なくかかります。田中本家もそうした税金を支払うために全てがなくなるかもしれない、そんな問題に直面しました。しかし、田中本家が守ってきた建物、庭園、伝来の品々を失うことは大きな損失だと研究者の方や地元の人々声があり、博物館として文化財を公開し収入を得ることで、自分たちで維持管理費などを稼ぎ出し後世に残していくことを目的とした民間企業として活動が始まりました。
日本の文化を愛し、日本文化がなくなりつつあることを憂いている方達から励まされるとき喜びを感じます。庭園がきれいだ、些細な品物まで丁寧に保存されていて感動したと言われた時が嬉しいです。
観光客の減少、景気の悪化等、文化への無関心など 現在、美術館・博物館は冬の時代と言われています。そのため、建物や庭園の維持管理費の捻出することもままならない状態です。経営を安定化させる道を探し、勤めている人にも還元できるようにしたいです。また、人と文化の交流の場、日本文化の発信地として世界へも情報を発信し日本の観光業を隆盛させ、ることで、文化財を守ることにも繋げていきたいと思います。
人に感動を与えられるのは人間だけです。あと数十年で多くの事がロボットに置き換わると言われています。人に感動を与えられる仕事をしましょう。
田中本家の文化に愛着をもち、ともにこの文化財を守り、この素晴らしさを人々に伝え、感動を与えることに喜びが感じられる、そんな人と一緒に仕事ができたらと思います。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 |
日本文化の伝統を伝える貴重な文化財を守るため博物館になったというお話であったが、丁寧に手入れをされている建物や庭園から、この館を管理されている皆さんが、その価値や魅力を深く理解され、上手に分かりやすく伝えられるよう工夫されている様子が伝わってきた。特に、日本ならではの季節感を表現するおもてなしが大変魅力的である。庭や回廊を彩る花々や、年中行事に合わせた所蔵品の展示やイベントなども、風情ある建物や庭園と相まって、江戸時代の暮らしに入り込んだように楽しめる。国内に限らず、世界中から多くのファンを引き付ける魅力ある場所だと思った。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 館長 田中本家博物館 |
住所 | 長野県須坂市穀町476番地 |
TEL/FAX | TEL 026-248-8008 ・ FAX 026-245-4780 |
お問い合せ | info@tanakahonke.org |
URL | http://www.tanakahonke.org/ |
主な受賞歴や実績
長野県の豪商、田中本家の館跡を博物館として管理運営しています。