「食」や「農」で人を結び、地域の課題に挑む
NPO法人 小田原食とみどり
活動エリア | 小田原を中心とした西湘・足柄地域 |
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ジャンル | 地域活性化 食・産業、漁業、林業 |
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小田原を中心とした足柄・西湘エリアで活動しています。年間延べ3千人規模で、農を中心とした都市と農村・消費者と生産者の交流を様々な形で実施しています。地域や社会の抱える課題を食と農を通して解決の糸口を探ろうと、耕作放棄地を活用した「農の学校(お米や野菜は無農薬で栽培)」の運営や、農家との交流、食農教育・環境教育に取り組んでいます。小学校や大学とのコラボで地域農業の理解を深める学習活動や地域活性プログラムにも取り組んでいます。
地元農家と共に地域の農業の振興のために活動しています。また、地元企業とのジョイントベンチャーで、小田原市の施設「梅の里センター」「曽我みのり館」の指定管理者として管理運営をしています。
法人設立は2004年ですが、立ち上げの2年前から小田原地域での都市と農村の交流事業を開始しました。食卓と生産現場が離れ、食べる人と作る人が見えにくくなり、産地偽装が多発していた頃、改めて顔と顔が見える関係づくりの大切さを感じ交流事業を開始しました。
・小さな一歩を重ねて、少しづつではあるが地域の人や地域農業に貢献できていると感じるとき。
・参加者が思い思いの場で、生きものと出会い、土に触れ、風を感じ、作物の成長に一喜一憂し、ロケーションに感動している姿を目の当たりにした時。
・通年での農の学校からは沢山のコミュニティが生まれています。人と人が結びつき、輪が広がていくことが実感できる時。
・耕作放棄地だったところをみんなで開梱し、作物を収穫し、圃場が復元できた時。
などです。
私たちは、地域に必要とされる団体となるよう、次のような理念と行動指標を念頭に活動しています。
理念 「人 自然 絆を大切に
命を育む食と農で
豊かな地域を創ります」
行動指標 「手を携えて 耕そう 人と地域」
農の学校の他、年間を通して沢山のイベントを企画しています。それぞれの興味や都合に合わせて、まずは参加していただき楽しんでいただくことが第一歩です。いろいろな気付きから自己実現や地域貢献に繋がる道筋が開けます。一緒に活動してみませんか。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 「食卓と生産現場が離れ、食べる人と作る人が見えにくく」なるというお話にハッとさせられた。食の生産や流通の高度化することによって、食品の買い物や調理が便利になった一方で、生産者と消費者は物理的にも心理的にも距離が離れ、それだけ消費者の食に対する関心も弱くなってしまったのかもしれない。消費者が畑や田んぼなど生産の現場に触れる体験は、自らの食について思いを巡らすきっかけとなり、意識を高め考えを深める場にもなる。消費者が自ら食べるものについてよく知ろうと思うことが、日本の食に関わる様々な問題の解決につながっていくように思えた。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | (理事長) 鳥居啓宣 (事務局長) 齋藤文子 |
住所 | 神奈川県小田原市曽我岸531 |
TEL/FAX | 0465-42-5598、080-5385-0465 |
お問い合せ | desk@shoku-midori.or.jp |
URL | http://shoku-midori.or.jp/ |
主な受賞歴や実績
・「農の学校」はたけの学校、たんぼの学校、ハーブの学校、果樹の学校、全10コースの通年活動の企画運営(果樹を除き、無農薬・有機肥料栽培)
・食農教育(地元小学校でオニオン栽培、オニオンオーナー)
・環境教育(8年間定点「生き物観察会」、たんぼでビオトープ)
・援農、就農支援
・耕作放棄地の有効活用
・地域活性化(県内大学との「地域活性プログラム」)
・小田原市施設「梅の里センター」「曽我みのり館」の指定管理者(JVにて)
・中央ろうきん助成プログラム助成金(2007年「シニアの農ある暮らし支援事業」)
・パルシステム レインボー・パル基金助成金(2011年「耕作放棄地の活用~事業」)