オーガニックが見せる本当の可能性。
それは地球をサステナブルにすること。
NPO法人オーガニック協会
活動エリア | 東京都 |
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ジャンル | 食・産業、漁業、林業 |
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オーガニックという言葉は馴染んできましたが、実態として日本はまだ根付いているとは言えません。一方、EUは国の制度として確かなものがあります。私はこの「オーガニック」の本当の意味をきちんと普及し、根付かせたいと考えています。オーガニック商品を扱い、市民とつなぐ「オーガニックフェスタ」もその一環です。世界のオーガニック情報も翻訳・配信も常時実施しております。
日本は、EU、アジアと比してオーガニック普及レベルはとても低い現状があります。日本の有機農地は0.18%、オーストリアは20%以上。100倍の差です。この普及差にはそれぞれの国の制度等の問題も存在しております。しかし、現在の農業形態は生態系など環境への影響が大きい。農業をオーガニックにするということは、そのままサステナブルな社会を作ることに直結するんです。
世の中の風向きが変わってきたように思います。関心の度合いが増えていると感じますね。たとえば、今、化学肥料や農薬は農業には欠かせません。しかし、化学物質は土地の組成を変えてしまう。すると、雨が降って地下水や海など人の体に入る水や、地球の水環境自体を汚染する危険性があります。こうした事実を知る、知りたいという人が増えているという手ごたえを感じます。
オーガニックが当たり前の社会にしたいです。それがサステナブルな社会です。日本は現在、最大の農薬消費国です。農薬は多くの命を奪い、生態系を破壊します。たとえば目に見えるだけでもトキやホタルがどんどん減る。見えないところも影響を受けます。現実では、農業が汚染産業になっています。オーガニック先進国は、自分たちの暮らしを守る=オーガニックであるという認識で変わりました。
幾つかの参加方法があります。会員(法人・個人)、サポートメンバー、翻訳ボランティアやオーガニックフェスタでの活動に参加していただくなど、多様な方法があるので、ぜひ問い合わせて欲しいと思います。また、オーガニック起業家養成講座を開催しているので、より本格的に仕事としてこの世界に関わろうとしている方も歓迎いたします。
取材者のコメント | |
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加藤夏樹 | 「オーガニック」は、本当にサステナブルな社会の礎であるという言葉が忘れられない。なぜなら地球はいわば密閉空間であり、その中を循環する水を汚染から守り、美しくするには、オーガニック農法にするしかないからだ。色々とショッキングな話も多く、日本の現状に暗澹たる気持ちになったのも事実だが、NPO法人オーガニック協会のような活動が未来を切り開くと信じたい。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 田村安 |
住所 | 東京都港区赤坂2-21-5 |
TEL/FAX | 03-5573-8143 |
URL | http://euofa.jp/ |
主な受賞歴や実績
2004年から「食べる」だけではない、生活全般を見つめた新しいオーガニックのコンセプトとライフスタイルを提案するイベント「オーガニックフェスタ」を実施。
その他にもオーガニックに関わる資料翻訳、広報活動など多数。
詳細はこちら。
http://euofa.jp/