飢餓のない世界をめざし、現地の“自立”を応援
特定非営利活動法人 ハンガー・フリー・ワールド
活動エリア | 日本 アジア アフリカ |
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ジャンル | 国際協力 |
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飢餓に苦しむ人々が自分たちの力で食べものを得られるよう“自立”を支援しています。バングラデシュ、ベナン、ブルキナファソ、ウガンダ、日本で活動し、海外においては栄養改善や教育、保健衛生、収入創出、ジェンダー平等の推進、環境の分野で、住民主体の地域開発に取り組んでいます。また国内外では、飢餓の現状を知らせる啓発活動や、飢餓を生み出すしくみを変えるためのアドボカシー、飢餓をなくす人材を育てる青少年育成の4つの活動を行っています。
世界では十分な食料が生産されているのにもかかわらず、現在8億4200万人が飢餓に苦しんでいます。12秒に1人が栄養不良のために亡くなっている一方で、日本にいる私たちは大量に食べ残したり、食料を捨てたりしています。同じ地球上に生きる人間として、やはりこの現状を変えるために、自分たちにできることを何かしなくていけないのではないでしょうか。
活動国で、子どもたちの栄養状態が改善されて病気にかかりにくくなったり、井戸ができてきれいな水が飲めるようになったり、成果が出た報告を受けたときはうれしく思います。また、私たちの活動は、本当にたくさんの会員や寄付者、ボランティアの人々の「飢餓をなくすために少しでも役立てれば」という思いによって、支えていただいています。換金して資金にできる書損じハガキなどは、全国から7万人以上の方が送ってくださいますし、それを仕分けしてくださるボランティアの方も大勢いらっしゃいます。ありがたいと思う反面、がんばらねば、と励まされています。
私たちの最終目標は、世界のすべての人々が飢餓から解放されることです。そのためには、まず活動地が自立して支援の必要がなくなることをめざしています。そして、そのケースがモデルとなって、ほかの地域に波及効果を及ぼすことで、どの国の人々も飢えに苦しむことがなくなるのが、私たちの夢です。
「食べる」行為は毎日のことですので、ぜひその折に食べ物に感謝する気持ちを持ってほしいです。そして少しでも食べられない人たちのことに思いをはせ、自分にできることから行動を起こしていただけるとうれしいです。書損じハガキや切手などを送ることは、誰でも簡単にできることですので、ぜひ、参加してください。私たちは、大勢のボランティアをはじめ、企業や学校、行政などさまざまな立場の方と一緒に活動する“共創協働”を理念にしています。一緒に活動しましょう。
取材者のコメント | |
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加藤夏樹 | 日本という飽食の社会で生きると、「飢える」ということの辛さ、その現実にリアリティがどうしてもわきにくい。でも、ここにはそんな現実と向き合う人たちがいた。そんな現実にノー!と声をあげ、取り組む人たちがいた。誰であれ、友人や家族、ましてや我が子が飢えて死ぬことは辛い。辛すぎる現実だ。そんな現実を直視する彼らの活動に、もっと視線とサポートが集うことを強く願った。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 理事長 齊藤恵一郎 |
住所 | 〒102-0072 東京都千代田区飯田橋4-8-13 山商ビル8階 |
TEL/FAX | TEL: 03-3261-4700 / FAX: 03-3261-4701 |
お問い合せ | E-Mail:info@hungerfree.net |
URL | http://www.hungerfree.net/ |
主な受賞歴や実績
2012年2月4日FRJ2012にて第3回日本ファンドレイジング大賞を受賞