東京の水辺は、学びの宝庫!
かつてない“気づきの体験”が、行動を変える。
特定非営利活動法人 あそんで学ぶ環境と科学倶楽部
活動エリア | 東京都 |
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ジャンル | 環境全般 自然保護 |
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私たちは「東京の水辺」から環境問題に取り組みます。なぜなら都市部の水辺こそ環境問題の集約だからです。たとえば豪雨時に、都市の排水機能を一時的に超えることがある。すると、処理前の汚れた水を河川に解放します。魚など多様な生物に、大変な被害を与えてしまう。一例ですが、水辺にはこうした問題が集約されるのです。
例えば僕たちは環境負荷のない電気船で水辺を巡るツアーをします。東京を水辺から楽しみつつ、便利な生活のために何が環境破壊を産みだすかが学べます。表面的なことじゃなくて、本質的に改善するために我々は何をすべきか。いかに取り組むべきか。みんなで考えて、普及し、行動できる市民と連携していくために現在の活動に行き着きました。
知った人が「変わる」瞬間です。東京湾に防潮堤がありますね。石を沈めて磯場を作り、隙間にカニとかが住めるんです。でも干潮で水面上に出てくるときゴミが入り、生物の住処を奪う。しかしゴミの回収船は水面しか清掃できない。干潮のときに人が行くしかないんですよ。そういうことを知ると自分がやる!と人が変わりますね。
一人でも多くの市民の意識をもっと変えていきたいですね。私たちの生活と環境破壊は切り離せません。もっと本質的なことを知り、意識もった人が増えて欲しい。最初は、楽しく学べるでもいい。エコツアーはいい入口です。季節ごとのプログラムもあります。そして学んで意識が変わったら、つぎは行動。活躍できる場は一人ひとりにあります。
東京の水辺は遊べるところです。楽しく学ぶことが入口でいいと思います。あるいは、運営側でやりたい!という方は、コア運営組織SEAVERSのメンバーとして関わるのもいいですよ。自分たちで問題を発見し、どうクリアするか取り組む。自分たちで考えて実践するのです。PRをしたり、ツアーを企画したり、活動は多岐に渡ります。あなたの参加をお待ちしております!
取材者のコメント | |
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加藤夏樹 | 代表の中林さんは、「自分たちは、見過ごされているところを発見し、取り組んでいきたい」と語る。確かに、潮の干満の差で入り込む磯場に入り込むゴミは、誰も手を付けていなかった。そのようなことに気づき、取り組む視線。そしてスタッフの自分たちで考えて取り組む姿勢を大切にしている在り方は、物事の本質を見据える深い洞察と見識があってこそだと思う。運営組織が自発的でイキイキしているのも納得! |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 中林裕貴 |
住所 | 東京都中央区勝どき3-15-3 本郷ビル3F |
TEL/FAX | 03-5547-8778 / 03-5547-6226 |
URL | http://www.enjoy-eco.or.jp/ |
主な受賞歴や実績
2006年 神田川をはじめとする都心の水路をフィールドに体験型環境教育クルーズ「都心の水辺でエコツアー」を開始
2007年 環境配慮型ボート(エレクトリックボート)「さくら」「清流」を使った千代田区との協働事業を開始
2008年 猪苗代湖湖畔(福島県)での自然体験活動・農業体験活動を開始
2009年 平成21年度第5回エコツーリズム大賞 特別賞受賞
2010年 生物多様性護岸に漂着したゴミの定例回収活動を開始
2011年 東日本大震災に伴う災害支援活動を展開(南三陸町・石巻市十三浜)
2012年 平成24年度第8回エコツーリズム大賞 優秀賞
2013年 第11回千代田区福祉まつりにてエレクトリックボートで巡る日本橋川と神田川のクルーズを実施
2014年 コア運営組織「SEAVERS」発足