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NPO法人そらべあ基金

東京都

涙にぬれたホッキョクグマの兄弟に笑顔を取り戻そう!
子どもたちの共感を呼ぶ物語が、再生可能エネルギー普及に繋がる

団体名・プロジェクト名

NPO法人そらべあ基金

NPO法人そらべあ基金の写真

活動エリア 国内
ジャンル 地球温暖化防止 環境全般 

この活動について教えて下さい

再生可能エネルギーの普及・啓発活動です。シンボルキャラクター「そらとべあ」は温暖化の影響で氷が溶けたために、母親とはぐれてしまったホッキョクグマの兄弟です。このそらとべあの涙を止め、笑顔にしてあげるため全国の幼稚園・保育園に太陽光発電設備「そらべあ発電所」を寄贈し、環境教育を行うなどしています。2014年度中に50か所設置に到達する見込みです。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

元々は、東京都の「TOKYOソーラーシティプロジェクト」において、同プロジェクトを実行するNPOを弊団体の代表らが立ち上げました。結果として10kWの太陽光発電設備を設置しました。このとき市民への賛同を呼びかけるシンボルキャラクターとして「そらべあ」が生まれたのです。その後も再生利用可能エネルギーの普及活動を続けようと、キャラクターを継承し、そらべあ基金が立ち上がりました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

子どもたちを対象とした環境教育を実施することが多いです。その際に、そらべあの涙の理由として地球温暖化の原因に私たちの生活が影響していることを伝えると、子どもたちが受け止めてくれたと感じることがあります。たとえば、そらべあが登場したときに、子どもたちがハンカチで涙をぬぐってあげるんですよ。地球温暖化の話は確かに難しい。でも、感受性の部分で響くと、この子たちが近い将来、節電や節水といったライフスタイルへの意識などが変わるに違いないと信じることができて嬉しいですね。

今後の夢と目標を教えてください

「そらべあスマイルプロジェクト」によって、太陽光発電設備を備えている幼稚園・保育園が増えています。東日本大震災のときには、困っている周辺住民に「太陽光発電で電気が使えるので来てください」というところもありました。また「そらべあスクール電力プロジェクト」という環境教育の出前授業を全国の小学校で実施しています。太陽光発電キットを自ら作るこのプロジェクトでは、たとえば今後の展開として日本の小学校の授業で作った太陽光発電キットを発展途上国に贈り、スカイプ等でつないで交流する、ということも考えています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

学生であれば「そらべあ学生事務局」というものがあり、特に環境問題に興味のある学生たちは大歓迎です。東日本大震災のときは、学生たちの発案によって間伐材でうちわを作り、一枚一枚に復興への願いを込めたメッセージを書いたものを宮城の夏祭りで配布するなど、積極的に行いました。事務局のリソースを使い、自分たちの想いを実現したのです。また出前授業のときは、園児や小学生たちの良き兄や姉となって、学習のお手伝いにも向いているでしょう。行動する想いさえあれば大歓迎です。

取材者のコメント
加藤夏樹 シンボルキャラクターの「そらべあ」は、涙を一つぶ流している。その涙の意味を知るとき、子どもたちの心が震え、自然と「自分が今できること」につながる。そらとべあの涙をぬぐおうとした子どもの話には、思わず目頭がこちらも熱くなった。データを学ぶ勉強も大切だが、その意味を心で知る学びがあってもいい。そらべあ基金の活動は、根底にはとても優しい心が流れていると実感できた。NPOでインターン経験を積みたい学生には、とても向いているのではないだろうか。
団体・プロジェクトの概要
代表者 市瀬 慎太郎
住所 東京都港区新橋2-5-6 大村ビル8階
TEL/FAX 03-3504-8166/03-5157-3178
URL http://www.solarbear.jp/