受診率の向上は、助かる命に結び付く!
心をこめたサポートで推進!
認定NPO法人 J.POSH
活動エリア | 国内 |
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ジャンル | 医療・福祉 |
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日本におけるピンクリボン運動です。その活動の一つは、乳がん検査の受診率を高めることですね。たとえばマンモグラフィーの受診率を高めるために「ジャパン・マンモグラフィーサンデー」と設定し、子育てや仕事など多忙な平日を過ごす女性でも日曜なら受診しやすくなると考え、全国の医療機関や自治体の検診担当部門に呼びかけました。2013年は352もの施設が対応し、5000人もの受診がありました。また、もうひとつ力を入れているのが患者さんとその家族に向けての活動です。たとえばがんの闘病は経済的に負担です。しかし、勉学を続けてもらうためにもお母さんや保護者の方が乳がん患者の高校生ために「奨学金まなび」を設立しました。
90年代にイギリス留学中のことですけど、あちらでピンクリボン運動の盛り上がりを目の当たりにしたんですね。それで日本でもこうした動きは本当に必要になると感じました。また、私はたった一人の姉を乳がんで亡くしたがん患者の家族でもありました。もし、もっと早く検診を受けていたら、と思いました。この思いが、この活動を始めた原点です。
色々な人に、色々な場面で出会うことが接することができることがまず一つ。そしてもう一つが、いろんな方に、特に患者さんとそのご家族の方に感謝の気持ちをいただけることでしょうか。たとえば私たちが提供している奨学金によって卒業できました!とお便りをいただいたりします。また、不安なのは患者さんだけでなく、ご家族も同様ですが、そうした方から「自分たち家族の気持ちをやっとわかってもらえた」と言っていただいたこともあります。人に「感謝」の気持ちや「支えあう喜び」のお返しをしていただけることほど嬉しいことはありません。
継続し、より広げていくことです。そして患者さんご家族のケアもより広げていきたいですね。たとえば「家族で湯ったりキャンペーン」を私たちは提供しています。全国の温泉施設様のご協力のもと、患者さんとそのご家族へ温泉宿泊のご招待券をプレゼントする企画です。患者さんはね、公共浴場とかためらいがちになるんです。だからこそ、事情を知っている施設側とご家族と一緒にリラックスできる温泉旅行は、本当に喜んでいただけます。
色々な要因があるのですが、いま日本人の乳がんの罹患率は高くなっており、だんだんと欧米並みになってきているんですね。その意味でとても身近な病気なんです。だからこそ、早期発見が重要です。「自分の身は自分で守る」こと。そしてあなたが自分の身を守ることは、「あなたの家族を守る」ことです。どうかそのことを覚えていて欲しいと思います。
取材者のコメント | |
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加藤夏樹 |
インタビューに応じてくれた田中理事長は、ご自身がたった一人の姉を乳がんで失ったご経験を持っていた。そしてだからこそ、残された家族の悲しみを誰よりもご存じの医師でもあった。それゆえに田中理事長は「心」のこもったサポートの展開を何のよりも大切にされている。インタビュー中に、こちらの胸が熱くなることもしばしばだった。「がんで家族を失う哀しみを少しでも減らしてみせる」。きっと、そんな強い意志が田中理事長を衝き動かしているに違いない。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 田中 完児 |
住所 | 大阪市鶴見区今津南2丁目6番3号 |
TEL/FAX | 06-6962-5071/06-6962-0065 |
URL | http://www.j-posh.com |
主な受賞歴や実績
詳細はコチラを参照してください。
http://www.j-posh.com/about/company/history.html