木曽川源流の里の魅力をあなたに
NPO法人 木曽川・水の始発駅
活動エリア | 長野県 |
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ジャンル | 環境全般 |
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NPO法人木曽川・水の始発駅は、ふるさと木祖村を活動の拠点とし、培われた歴史・文化、美しく豊かな自然環境と民間のチカラを最大限に発揮して、観光・教育・環境整備・商品開発などで、情熱と創意工夫のある活動を行ない、笑顔と活力と夢のある地域づくりを行なっていきます。
1. 歴史・文化・自然を活かした観光案内を通じて、木祖村ファンを増やします。また、未来を担う子ども達に木祖村の素晴らしさを伝える教育活動を行ないます。
2. 「源流の里」にふさわしい河川・森林環境を創るために汗を流します。
3. 地域の風土を活かした食品の開発販売を行ない、木祖村のおいしいものを届けます。
4. 木祖村や各団体が進める木曽川の上下流交流を支援し、上流域の暮らしぶりを理解してもらいます。
一例をあげますと、暑い日差しが降り注ぐ夏にはダム湖でカヌーを漕ぎ、寒さ厳しい冬には動物の足跡を追いかけスノーシューで冬の森を歩き、春には山菜、秋にはきのこ取りなど、昔からある源流の里の豊かな四季折々の魅力(素材)を活動の源としています。その魅力を活かし、守り、そしてともに学びながら木曽川源流の里のすばらしさを多くの方に伝えていくことが私たちのミッションです。
近年、山村地域を取り巻く環境は、人口減少や少子高齢化といった社会的な問題により、非常に厳しくなってきています。しかし、豊かな木曽川の流れは、源流域の自然資源があってこそ生まれるものであり、それらを守ることは流域全体の使命です。源流の里の魅力の発信とともに、貴重な水資源の大切さも活動を通して多くの方と共有していきます。
私たちの活動の始まりは、木曽川の最上流部のダムである「味噌川ダム」が平成8年に竣工したことによりスタートしました。ダムを活かした水源地域の自立的・持続的な活性化を図ることを目的として、平成14年に、木祖村役場・村民・味噌川ダム管理所・その他関係機関から多くの方々が参加して、「味噌川ダム水源地域ビジョン」が策定されました。
ビジョンを推進するため「木曽川・水の始発駅フォーラム」が組織され、会長には木祖村長、副会長には味噌川ダム管理所長が就きました。また、具体的に推進するために、目的別に4つのプロジェクトチームが構成されました。
1.「遊木民プロジェクト」…………仲間づくり、情報収集・発信を受け持つ
2.「四季の彩(いろどり)プロジェクト」………景観・環境形成
3. 「体験・学びプロジェクト」…… 体験、学習を主とする
4. 「食の塩梅(あんばい)プロジェクト」………郷土の食を活かした商品開発
※平成21年に、「遊木民プロジェクト」と「体験・学びプロジェクト」が発展的に解消され、新生「遊木民プロジェクト」として再スタートしました。
「木曽川・水の始発駅フォーラム」の活動を進めていく中で、「水源地域ビジョン」をさらに活性化するためには、行政主導ではなく住民が主体で活動が行える組織の方が必要ではないかとの声があがり、平成22年4月、「木曽川・水の始発駅フォーラム」を発展的に解消し、これまでの事業を受け継ぐ形で「NPO法人木曽川・水の始発駅」が誕生しました。
源流の里の新しい魅力を発見した時です。たとえどんなに小さなことでも、自分が知らなかった魅力を発見した時はワクワクがとまりません。さらに、その魅力を仲間(スタッフ)同士や、さらにお客さんと共有できる活動にまで結びつけられれば喜びは倍増します。
木祖村にきていただいて「木祖村っていいところだね!」「木祖村にまた来たい!」という言葉をいただく時はもちろんとても嬉しい瞬間ですが、村の人たちがふるさとの魅力にあらためて気づくことや、村外の方に“木曽川源流の里 木祖村”という名前を知っていただくこと、活動の中でそれらができた時も大きな喜びを感じます。
体験プログラムメニュー(特に子ども向け)をさらに充実させ、木曽川源流の里の地域資源を目一杯使った体験の宝庫にしたいです。自然散策やモノづくり、郷土料理やスポーツなど幅広いメニューを創り、講師は村民が務めるいわば「村人先生による源流の学校」を創りたいです。
この中では、年配の方がお持ちの経験や知恵と若い世代の行動力や発想力をミックスさせ、新しい体験プログラムや斬新な取組みをどんどん生み出したいです。特に「木祖村といえばこれ!」という全国に誇れる商品開発は大きな夢です。ただし、事業を実施・継続していくためには、何より安定的な収益を確保し組織の基盤を盤石なものにしなければなりません。収益をあげ、できるだけ助成金に頼らず、1人でも多くの雇用を生めるような組織を確立したいです。
私たちの活動は、地域づくり・ヒトづくり・魅力づくりです。
今日種をまいて明日すぐに芽が出るような活動ではありません。種をまいてからしっかり水をやり、じっくり時間をかけて育てていく根気のいる活動です。
そんな中でも“楽しさ”を大切にしています。活動を提供する人が楽しくなければ、参加する方も楽しくありません。楽しい雰囲気がなければ楽しい企画は生まれません。
何より楽しくなければ長続きしないでしょう。「地域を元気にしたい!」という強い想いはありますが、その前に「楽しく活動しよう!」ということをモットーに活動しています。
みんなで楽しく新しい活動に取り組んで、常に新鮮でさわやかな楽しい風が吹いている気持ちの中で活動を行っていきたいと考えています。
取材者のコメント | |
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古川和愛 | この団体の最大の特徴は木祖村への深い愛情だ。木祖村の培われた歴史・文化、美しく豊かな自然環境を心から愛し、その魅力を村内外の多くの人に知ってもらい、木祖村を好きになってもらいたいという熱い思いを感じた。私にも心から愛するものがあり、その魅力を多くの人に知ってもらいたい思いがあるため、とても共感する内容であった。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 澤頭 修自 |
住所 | 長野県木曽郡木祖村薮原1011番地 |
TEL/FAX | 0264-36-2772 |
お問い合せ | info@482eki.com |
URL | http://www.482eki.com/ |
主な受賞歴や実績
長野県河川協会表彰状
公益社団法人日本河川協会表彰状
環境省水・大気環境局長表彰状