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特定非営利活動法人 冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワーク

東京都

「あそび」で子どもたちの支えに!

団体名・プロジェクト名

特定非営利活動法人 冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワーク

特定非営利活動法人 冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワークの写真

活動エリア 宮城県
ジャンル 教育・学習支援 

主な受賞歴や実績

「あそぶ」「つなぐ」「そだつ」をテーマに、子どもの声がはずむ豊かな地域づくりに取り組んでいる。

活動詳細はコチラ。
http://www.bouken-asobiba-net.com/

この活動について教えて下さい

子どもたちがやりたいことが思い切りできる環境をつくるために、「冒険遊び場」を広める活動をしています。仙台市にある海岸公園冒険広場の指定管理者となっていますが、東日本大震災によって被災し、公園での活動ができなくなったことを機に、仮設住宅などで暮らす子どもたちのところに直接出向き、プレーリーダー(子どもたちを見守る大人)による子どもの心のケアや新しい地域づくりに取り組んでいます。

どうしてこの活動をはじめたんですか?

私たちの活動は1987年に始まりました。仙台は都会の中にもきれいな川や山などの自然も豊富な街ですが、川や山は危険も伴うため、子どもたちだけで遊びに行くのは禁止されていました。
そこで、大人の力で夏休みだけでも遊べるようにしようという声が保護者から高まり、その保護者や地域と連携しながら活動を始めたのが最初のきっかけです。
その後2002年に連絡会を結成し、2005年にNPO法人、2014年に認定NPO法人となりました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

子どもたちが遊びに夢中になっているとき、ハマったなというときの場の雰囲気はなんとも言えないものです。そして、そんな姿を見守る地域のお年寄りの笑顔を見ると嬉しい気持ちになります。また、昔あそび場に来ていた子どもたちが大きくなって、あそび場に来て子どもたちと遊んでいる姿を見たときにはとても大きな喜びを感じます。

今後の夢と目標を教えてください

子どもたちが震災から立ち直るための力になれるように引き続き活動していきたいと考えています。震災から3月で4年が経ちますが、この時期は、これまで親に迷惑をかけてはいけないと不安を抑えてきた子どもたちのストレスが噴出し、心の痛みが出る頃なのです。
その痛みを遊びで発散し、心に癒しを与えるための活動を、私たちだけでなく、社会全体でやっていかなければならないと思っています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

子どもたちと関わることは素晴らしいですが、しんどいときもあります。ありのままで、素直に向き合ってほしいと思います。

取材者のコメント
古川和愛 子どもたちがやりたい遊びができる環境を提供するための活動を続けるこの団体の役割はこれからより大きくなる。震災から4年、これまで不安を抑えてきた子どもたちの心の痛みが表れ出す頃であるからだ。冒険あそび場では子どもたちの痛みを遊びで発散し、心に癒しを与えているが、私たちにも被災した子どもたちのためにできることがあるはずだ。この問題に対して社会全体で向き合っていきたいと強く感じた。
団体・プロジェクトの概要
代表者 佐藤 慎也
住所 宮城県仙台市青葉区国分町3-8-17 日東ハイツ202
TEL/FAX 022-264-0667
お問い合せ asobo@coral.plala.or.jp
URL http://www.bouken-asobiba-net.com/