映像で地域活性化!
特定非営利活動法人 ビジュアルコンテンツ プロダクトネットワーク
活動エリア | 名古屋100キロ圏内 |
---|
ジャンル | まちづくり 観光 |
---|
2005年の愛知万博に向けて、東海地方の紹介を映像を主体に発信しようと取材を開始しました。活動当初は、映像塾(地元の学生に映像制作を指導)の教習活動の一環としてコンテンツ制作活動を行ってまいりましたが、2010年当地区におきまして、COP10、名古屋開府400年記念事業、あいちトリエンナーレ2010が開催されることになり、各事業の成功と情報発信をめざし、それぞれの事業の事務局と連携して、名称をNetwork2010(任意団体)とし設立にいたりました。
2010年末には各事業も終了し、本来の目的である名古屋100キロ圏内の情報発信という基本に立ち戻り、2011年から2014年にかけて愛知県、岐阜県、三重県を精力的に取材しインターネットで公開。現在では、動画点数800本、写真画像30000枚を有するこの地区有数のデータベースになりました。
また、ウエブサイト「Network2010」で公開する一方、総務省東海総合通信局の運営する「地域コラボ TOKAI DOUGA (http://www.collabo-douga.com/)や日中交流サイト「友隣行」(http://www.youlinxing.com/zh/)にも動画を提供しています。
一方、当方の活動拠点である名古屋市においては、古地図デジタル模写、明治~昭和初期の写真、尾張名所図会などのデジタルアーカイブス事業を行い、名古屋城下誕生から現在にいたる足跡を分かりやすく次世代に伝える活動を継続しております。
さらに、今後の流通拡大が予想されるスマートフォンに対応するため、スマホ対応のサイト、「スマホで見よう!名古屋城」(名古屋城総合事務所と提携)の運用を開始しました。
「スマホで見よう!名古屋城」は、名古屋城本丸御殿の復元、江戸風のにぎわい施設「金シャチ横丁」の建設など、2018年に向けて整備の進む名古屋城の情報を手軽に屋外でも視聴できるツールとして、2014年2月に運用を開始しました。外国の来城者のために多言語にも対応しています。
複数の性格の異なるサイトの管理・運営を円滑に行うため2013年にサイトの運営主体を特定非営利法人ビジュアルコンテンツプロダクトネットワーク(略称 VCPN)に移管し現在に至っています。
名古屋地区は都市規模に比べて情報発信能力が極めて弱く、そのことがこの地区が全国に知られていない原因だと考えていました。ブロードバンドの急速な整備、機能の充実によって、動画等の発信環境が整ったこともありこの地区の映像を中心とした情報発信のプラットホームをめざし活動を開始しました。
この地域は、ミニシアターなど映像鑑賞の場は全国的にも整っていると考えていますが、映像制作等については東京に比べかなり劣っているのが現状です。当方はもともと映像制作が専門で、制作された映像が地域の活性に貢献していると感じたときに遣り甲斐を感じます。
新聞社、テレビ局などの報道機関は全国にありますが、地域のPRなどを担う広報媒体は残念ながら東京以外の地方には数少ないのが現状です。地方の活性に不可欠な広報活動は予算の関係もあり整備されておりません。当方の活動が、地方からの情報発信のモデルとなり、全国的にも広がってゆくことが目標です。
当方の活動は、かなり専門性を要しますのでボランティアのように参加していただくことは、むずかしいと思います。ただ、当方の活動を知っていただき、同じようにお住まいの地域で地元の魅力をPRすることは、可能だと考えています。当方も極力少人数で活動をおこなっておりますので、熱意さえあれば可能だと思います。
取材者のコメント | |
---|---|
古川勇樹 |
まちおこしやまちづくりは今最も活発に行われている活動の一つだろう。しかしこの団体ほど映像に注力する形でそれを実現しようとしている団体はなかなかないはずだ。 800本もの動画を活かした活動はまさに圧巻で、地域を活性化させるには十分なツールといえるだろう。 他のまちおこしに取り組む団体にとっても、この活動から学べる点は多い。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
---|---|
代表者 | 後藤 幸一 |
住所 | 名古屋市東区泉2-28-24東和高岳ビル4F403 |
TEL/FAX | 052-932-6470 |
お問い合せ | info@network2010.org |
URL | http://network2010.org |
主な受賞歴や実績
地区の映像を中心とした情報発信のプラットホームをめざし活動している。
活動詳細はコチラ。
http://network2010.org/