心の居場所を目指して!
特定非営利活動法人 京都自死・自殺相談センター
活動エリア | 京都府下、相談対応は全国 |
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ジャンル | その他 |
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京都自死・自殺相談センターは、自死の苦悩を抱えたときの心の居場所をつくるために、電話とメールでの相談受付、当事者同士がお互いの悩みや思いを語ることのできる場作りをおこなっています。
どんなに辛くても誰にもわかってもらえない孤独感や、自分が社会から必要とされてないと感じる居場所のなさ、ひとりきりでもう死ぬしかないと思い詰めてしまうことの多い今の世の中で、少しでも人との関わり、心の触れ合いやぬくもりを伝えられる場所をつくることができればと、この相談センターを立ちあげました。最終的にどんな決断をしても最後まで味方でいてくれる存在がいる、そういう心の居場所を目指しています。
ひさしぶりに自分と向き合ってくれる人を感じた、一緒にいてくれているみたい、などと言われたときに、心の通じ合うような、こちらもどこかあたたかい思いになることがあります。一口に支援者といっても、決して一方的な関わりではなく、理解者もしくは、わかりあおうとする、お互いに大切な存在になることができたときに、その体験がその後も心の支えに、居場所になり得るのだと実感しています。
ひとりぼっちにしない、をモットーに心の居場所づくりのための事業を展開してきました。相談活動はもちろんですが、催しを重ねるごとに、この場が必要とされていることを感じています。今現在は死にたいほどに悩んだり、落ち込んだりすることがない方にとっても、いざというときにはここがあると思ってもらえる場所になっていくことを願っています。
ボランティアとして関わる方には、はじめに養成講座を受けていただき、京都自死・自殺相談センターの活動理念や姿勢に共感いただいてからご参加いただいております。特に相談員に関しては、よく、何か特別なスキルが必要なように思われがちですが、強いていえば、どんな相手にもやさしく、特別扱いせずに対等に接する意識が必要です。特別扱いしないというのは、言い換えればお互い様ということです。いまは元気に過ごしていても環境が変われば生きる希望を見失ってしまうかもしれません。養成講座ではロールプレイの反復によって相手の立場・気持ちを感じるトレーニングをおこないます。経験は不問ですので、関心をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。また、時間や距離の都合でボランティア活動に携わるのが難しい方は、賛助会員として資金的な協力をいただければ幸いです。自死の苦悩を抱えたときの心の居場所をつくる活動をともに拡げていきましょう。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 自死の苦悩を抱える方々の心の居場所づくりに励むこの団体。死にたいほどに悩んだり、落ち込んだりすることなんてないと今思っている人も、生きていたらいつそのような状況になるかはわからない。だから今悩んでいる方々も全く特別ではなく、お互い様なのだということを、お話をお伺いして改めて感じた。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 清水新二 |
住所 | 京都府京都市下京区堺町92 |
TEL/FAX | 075-365-1600/075-365-1601 |
お問い合せ | so-dan@kyoto-jsc.jp |
URL | www.kyoto-jsc.jp |
主な受賞歴や実績
京都府からの事業委託。京都市からの研修委託。一般社団法人社会的包摂サポートセンター実施のよりそいホットラインへ参画。