NPO法人いきいきつながる会

この活動について教えて下さい

4人に1人が65歳以上の現代社会において、1人暮らしで頼る人がいない、親戚はいるけど頼れるような関係ではないという人々がたくさんおられます。そんな高齢者の方々に家族のように寄り添い、お買い物やお墓参り、病院への付き添いや手術の立会い、同意書への記入、施設や賃貸住宅への入居時の身元引き受けなどを支援しています。

どうしてこの活動をはじめたんですか？

2009年に主人がNPO法人全国区民生活支援センターを立ち上げ、自殺救済を目的に、悩み相談を365日24時間 累計20,000件ほど受けてきました。その中で、お一人暮らしの高齢者の方々の悩みが多くあることを知り、その方々のお役に立てるならということで、2012年8月、高齢者総合みまもり支援サービスいきいきつながる会を発足し、法人名もNPO法人いきいきつながる会に改めました。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

個人的にはいつも人がいきいきと自己実現出来ることが最大の関心ごとです。関わる方から「いきいきさんに来てもらうようになって本当に安心して人生を楽しめるようになったから、この活動をいつまでも辞めないで続けて欲しい。」と言って頂けたり、涙を流してお礼を言われたり、ご希望を叶えられ最期の時を静かに迎える姿を見ると、やり甲斐を感じます。

今後の夢と目標を教えてください

岩手県や宮城県、岡山県、福岡県などからも身元引き受けや生活支援が出来るかというお問い合わせを頂くことがあるのですが、緊急時の駆け付けなどを考慮すると1時間以内で伺うことが出来ないところは現実的ではありません。
現在、大阪本部以外に東京、名古屋、岐阜に各支部があり、会員様がいらっしゃいますが、あらゆる地域で支援が出来るように、担い手が輩出されることが目標です。
そのために、2013年9月に一般社団法人 シニア福祉相談士検定協会を立ち上げ、人財育成のカリキュラム「シニア福祉アドバイザー」公式検定が2015年1月より、厚生労働省の認可財団法人 職業技能振興会の監修の下、スタートしています。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

今までの活動を通して、高齢者のみなさん一人一人に関わる中で必要な知識や経験をカリキュラムにまとめたものが「シニア福祉アドバイザー」公式テキストです。
世界で初めて超高齢社会に突入した日本において、何かしら社会に貢献したい方、年配の方々と関わる事で、今まで知らなかった分野について学びたい方、今のお仕事のサービスの質を向上したい方など、「シニア福祉アドバイザー」(日本能率協会マネジメントセンターより出版)公式テキストを参考にしてみてください。
一人でも多くの方が他人事ではなく超高齢社会の現実を捉え、身近なところで高齢者の方を支援することが当たり前になり、いきいきつながり支え合う社会が構築出来ることを願っています。