ICT機器を駆使した教育、地域の問題改善を!
特定非営利活動法人みやざき教育支援協議会
活動エリア | 宮崎県内 |
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ジャンル | ITの推進 教育・学習支援 |
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当初、教育ICT支援を中心に活動を始めましたが、教育活動は多岐にわたり、教育全般を支援していこうということで、本会の名称となりました。そのなかで、キャリア教育として「リアル熟議」を行っています。これは高校生や大学生を中心に、いろんな方が集まり、参加者全員で課題解決の糸口を探るというものです。そのなかから思わぬ気づきや発見が生まれ、思考力、発想力、コミュニケーション力が磨かれればと思っています。これに地域防災を関連づけ「高校生による聞き書き」も行っています。これは県内の高校生が、地元の古老や自治公民館長、消防団長などに過去の災害や防災の実態を取材し、その内容を『語り継ぐ災害文化』として冊子にまとめるものです。その報告を元にさらに熟議を行い、地域課題について考える機会にしています。
教育現場に、コンピュータや電子黒板、情報端末などのICT機器が学習の手段として導入され、児童生徒の情報活用能力の育成に欠かせないものとなっています。また、教職員がわかる授業を実現し、幅広い知識と柔軟な思考力を児童生徒に育むため、ICTを効果的に活用する取り組みも求められています。しかし、教育の情報化が進むなかで、現場の先生方の戸惑いや多忙化、混迷が広がり、その支援が始まりでした。
ただ、地方では、限界集落や少子高齢化の問題が深刻で、その改善のためにICTスキルやネットワーク機器を活かせないかと考えていました。先の地域防災「リアル熟議」でも、若者にいかにICTを活かす手法を考えてもらうかも念頭におき行っています。
一人ひとりの子ども、生徒がICT機器を使った学習でいろんなことに興味をもったり、先生方に困り事などの相談を受けたり、サポートして感謝されたりすることはもちろん喜びですが、教育はいろんな方の支えで成り立っており、それらの方との出会いで新しい世界が広がり、つながりが増えていくことも楽しみのひとつです。設立4年目が過ぎ、求められる教育支援を継続的な事業としてマネジメントしていくことにもやり甲斐を感じて始めています。これが地方での起業のひとつの事例になればと頑張っています。
キャッチフレーズは、「つなぐ教育」と「学びの創造」です。経済格差がそのまま教育格差や、地域格差、就職格差につながっています。知識やスキルも日進月歩で変化していきます。そのなかで「学び方を学ぶ」ことはとても大事だと感じています。
フェイス・トウ・フェイスを基本に、EラーニングなどのICT活用は、地方では有効な学び方のひとつです。ICTを駆使し、格差を克服し、さまざまな人とつながりながら、支え合う社会「ケアリング・ソサエティ」が実現できればと考えています。
今、学校の先生方はとても多忙で疲弊しており、家庭では親子の対話が不足しがちです。教育格差も広がっています。しかし、発想豊かで柔軟な考えを持つ児童生徒は、未来からの贈り物です。一緒に「学びを創造」しながら、協働で「つなぐ教育」を広げ、住みよい社会をつくっていきたいと考えています。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 今、家庭の経済格差が子どもの学力や教育の差になっていることが問題視されている。しかし、余裕のある家庭でしか、最先端のITC機器に触れることができなかったこれまでと違い、教育現場にもICT機器が取り入れられるようになった今だからこそ、現状の教育格差を埋めるチャンスなのではないだろうか。柔軟な発想を持つ子どものうちに「学ぶ」ということの重要性や楽しさを理解して欲しい。「経済的に余裕が無い家の子どもは塾に生けないから勉強ができない」という時代ではなく、ICT機器を駆使し平等に学ぶ姿勢を身につけられる社会になってほしいと思う。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 亀澤克憲 |
住所 | 宮崎県宮崎市霧島4丁目1-2セントパーク206 |
TEL/FAX | 0985-29-2949 |
お問い合せ | info@npomesc.jp |
URL | http://www.npomesc.jp/ |
主な受賞歴や実績
教育ICT支援を中心にキャリア教育など教育全般の支援活動をしている。