認定NPO法人ムラのミライ

この活動について教えて下さい

「環境・経済・人とのつながりのバランスが取れた社会を地域からつくる」ということを掲げて、日本と海外の両方で地域づくり・人づくりに取り組んでいます。町や市、あるいは昔からある集落といったコミュニティの人々が主役となり、地域のなかにある自然や伝統的な知識・技などという「地域資源」を生かして、未来に続く社会のモデルを創り出すことを目標としています。特に注目を浴びているのが、水・土壌の保全をしつつ有機農業を中心とした循環型の地域づくりに取り組む、インドの農村での活動です。
また、このような住民主体の地域づくりを担う人材を育てるために、講座・研修・アドバイザー派遣を実施しています。

どうしてこの活動をはじめたんですか？

1993年に、代表理事・和田がインドの友人から要請を受け設立、南インドの山奥に住む少数山岳民族の支援を始めました。活動を続けるなかで湧き出てきたのは、「私たちの援助は本当に役立っているのか？」という疑問でした。途上国に住む人たちが、地域が抱える課題を「自分ごと」として捉え、自らの可能性を引き出して課題解決に取り組むためにはどうしたらいいのか？試行錯誤ののち編み出したのが、「シンプルな対話を重ねることで、相手の気づきと行動変化を促す方法」でした。現在は、国内外でその手法を用いた地域づくりを推進すると同時に、手法を普及させるための講座・研修やアドバイザー派遣を行っています。

この活動の遣り甲斐や喜びはどんなときに感じますか

私自身この仕事に関わり始めて間もないため、インターンの学生さんや講座の参加者さんと同じような目線で日々学び、みなさんの成長に刺激されています。関西の事務所で勤務しており、講座・研修の参加者さんとお話する機会が多いため、そういった方から「相手の課題解決まで導くことができた！」という喜びの声を聞いたときに、とても嬉しく思います。

今後の夢と目標を教えてください

「環境・経済・人とのつながりのバランスの取れた社会を地域からつくる」というムーブメントを広げていくために、①団体内では、新しい事業をアフリカと関西で始めます。②団体外の様々な人たちへ私たちが培ってきたノウハウを幅広く伝えるために、国内外で研修やアドバイザー派遣の種類や回数を充実させていきます。

この活動に参加してみたいと思う人にひと言

ムラのミライでは、NGO/NPO、企業、自治体などを問わず、「地域を元気にしていきたい」と願う人々をパートナーとして活動の幅を広げていきたいと考えています。
★インターン・ボランティアとして関わる：国内外を問わず、地域づくり／コミュニティ開発にプロとして携わっていきたいと考える方へは、インターン活動を通してキャリアづくりのステップアップを支援しています。より気軽に関わりたい方は、ボランティアとして活動に参加していただくこともできます。
★講座・研修ツアーに参加する：「地域づくりのプロとしてスキルアップをしたい」「ビジネスで地域の課題解決に貢献したい」という方向けの実践型フィールド研修や、日常からビジネスまで使える課題解決法について知りたいという方向けの講座やセミナーを実施しています。当会ウェブサイトで詳細を確認のうえ、参加をご検討ください。