市民の立場から温暖化防止活動を!
特定非営利活動法人気候ネットワーク
活動エリア | 地球規模、全国 |
---|
ジャンル | 地球温暖化防止 大気環境保全 環境全般 |
---|
気候変動枠組条約・京都議定書に関する国際交渉への参加、国内政策に関する調査と提言、地域での温暖化防止活動のモデルづくりと、国際から地域までの重層的な活動を展開しています。
京都議定書が採択されたCOP3で、市民の立場から活動した「気候フォーラム」の趣旨・活動を継承して、「気候ネットワーク」が設立されました。京都議定書は、長期的な温暖化防止という観点からは十分なものではないが、産業革命以降のエネルギー消費の増大や大量生産による成長が限界に来ている状況で、エネルギー使用量とCO2排出量を削減しながら、社会的な豊かさや公平性を求めるための約束です。この理念を活かすことが重要だと考えたからです。
21世紀で最も大きな課題とも言える地球温暖化・気候変動の解決に向けて取り組んでいることと同時に、より公正で平和な社会づくりにつなげていくこともやりがいを感じます。常に状況が変化する中で、適切に対応することは非常に厳しいが、学びつづけることが必要なこともやりがいを感じます。
気候ネットワークの使命を達成して、早く解散することが目標であるが、あまりにも大きな使命であるために、現実的には難しく、「今後の夢」と言えるかもしれないです。
目標としては、持続可能な社会づくりを広げて、地球規模の環境課題を解決する方向性に近づけていくことがあります。現在は、2015年11月30日から開始されるCOP21(パリ)での望ましい合意が重要な課題であり、そのための国内での対策強化と大幅削減の目標づくりが重要な目標です。
気候変動問題はすべての人にかかわることであり、全人類が影響を受けることになります。社会・経済や生活様式、さらには国際的な関係まで大きな変化が必要であるが、個人から、よい変化をはじめて、好循環をつくっていく必要があります。そのための一歩をつくっていくに一緒に取り組んでいただく、あるいは、協力していただきたいです。
取材者のコメント | |
---|---|
古川勇樹 | 正直に言うと地球の環境について、日々の生活のなかで危機を感じることはない。しかし、記憶に新しいところでも観測史上最大級の豪雨災害が何度も起きるなど、国内外問わず確実に人々の生活に気候変動の影響が出ている。そのように被害を受けた人たちにとっては、自分たちの生活に影響を及ぼす気候変動について、何とかしなければならないという意識も高いだろう。しかし問題解決のためには、企業や行政政府など、気候変動の原因を生み出していると考えられる組織が変わらなければならない。企業も国も市民1人1人の集まりだという意識を持って、変化を起こし続けなければならないのではないか。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
---|---|
代表者 | 浅岡 美恵 |
住所 | 京都府京都市中京区高倉通四条上る 高倉ビル305 |
TEL/FAX | 電話:075-254-1011 FAX:075-254-1012 |
お問い合せ | kyoto@kikonet.org |
URL | http://www.kikonet.org/ |
主な受賞歴や実績
ノーモアミナマタ公害環境基金「ノーモアミナマタ環境賞」(1999年)
朝日新聞社「明日への環境賞」(2003年)
京都市教育委員会(2010年)
法政大学地域政策研究賞奨励賞(2011年)
大阪商工会議所「CB・CSOアワード2011奨励賞」(2011年)