子育ての重要性を説く!
特定非営利活動法人(NPO)エガリテ大手前
活動エリア | 日本各地 |
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ジャンル | 男女共同参画 |
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1)「ソフリエ資格認定講座」・対象者: 孫育てに参画を希望する祖父層 ・日程: 一日コース(例えば10:00-16:00) ・手法: 実技講習 ・内容例 時間 科目 内容
10:00-11:00 基礎編 ソフリエの役割とソフリエルール、子育ての昔と今、子供の成長と発達などをしています。
11:00-12:00 日常編I 栄養(生活サイクル)、ミルク、離乳食、幼児食、抱っこ、寝かしつけ、乳歯の手入れ、排泄などしています。
12:00-13:00 調理実習 参加者の昼食と一緒に、離乳食を作ります
13:00-14:00 日常編II オムツの当て方、着替え、沐浴、身体の手入れ(鼻、耳、目、つめなど)などをしています。
14:00-15:00 安全編 あせも、日焼け、虫刺され、応急手当、病気(病院に連れて行く判断基準なども)、予防接種、
事故予防などしています。
15:00-15:45 ふれあい編 遊び、ベビーマッサージなどしています。
15:45-16:00 認定式
参考:書籍「祖父、ソフリエになる 新米じぃじ初めての孫育て」
NPOエガリテ大手前編(メディカ出版 2011年9月)
2) IQNOH教室
自分の孫育てあるの「ソフリエ」から、地域の育児を担う「イクジイ」へのステップアップをしっかりとサポートできるプログラムとして開発を行っています。例えば、学童クラブで週一回1時間程度の時間をもらって、地域の中高年男性が、子供たちに感性教育を行うのが「IQNOH(いくのう)教室」です。子供たちと遊びながら、「姿勢」「笑顔・表情」「呼吸・発声」「洞察力・共感力」などを体得してゆくものであり、幼児教育の経験がまったくない中高年男性が、自信を持って実践できる完成度の高いプログラムになっています。
参考:書籍「じぃじとばぁばのためのあそび図鑑」
NPOエガリテ大手前監修(ベースボールマガジン社 2013年7月)
当NPO設立に当たっての中心メンバーは、たまたま高校の同級生でした。その高校は戦前女学校で、戦後の共学化以降も女性教育への情熱があふれる高校です。例えば出席名簿は、女性の五十音順から始まり、次に男性の五十音順が続くという独特の方式をとり、また、男女を問わず、全生徒が茶道を体験する「学生茶会」を催すなど、男女共同参画を推進する高い意識と多彩な仕組みを持ちます。そのため、男女共に、早い段階から「男女共同参画」の意識と実践が形成されていました。卒業後、社会に出ると、性差による役割分担、進まぬ女性雇用環境、未だに残るM字型就労形態、男性の育児休業取得率の低迷などを、社会人として強く実感し、子供たちの社会環境への不安を払拭できない状況がありました。このような背景から、当NPOの目的は、「男女共同参画社会の形成推進」に自然に決まったと言えます。2) ソフリエ資格講座を始めた経緯 「男女共同参画」の視点に立った活動検討のために、まずは、祖父、祖母、母親に対する性別横断的な「育児意識・ニーズ調査」(「出産育児世代女性」と「孫育て支援世代男性」(子の出産育児を想定できる世代)の育児意識を調べることで、女性の子育てと男性の孫育て支援の意識の実態、格差、それに伴うニーズを分析しました。期間:2006年3-5月、人数:349名(女性134名、男性215名)、場所:首都圏、方法:対面聴き取り調査)を実施しました。分かったのは、以下の三点です。①母親層は、施設育児(保育所など)とともに、家族(祖父母層)による育児支援を求めています。②祖父層に高い育児参加意識(82%)があります。③祖母層と母親層に、祖父層の育児知識経験の欠如への大きな不安がありました。そこで、潜在化している祖父層の育児労働力の顕在化を図るために、「ソフリエ資格」を作り、十分な育児知識を教習して、周囲に自信を持って、育児参加を宣言できるシステムとしました。「ソフリエ」という中高年男性の新しいライフスタイルを提唱し、文化的で先進的なイメージを全面に出した「ソフリエ」というブランドを考案しました。一方で、父親層に対しても、「育児を手伝うカッコイイお父さん」(育児補助者)のイメージにもなる「イクメン」ではなく、独立して育児を完結できる育児専門者としての「パパシエ資格」を提起しました。
一般には、中高年男性の「地域参加」「社会参加」が不十分であるとの指摘がありますが、そもそもは「団塊の世代」は、戦後の民主教育の第一期生として、男女同権、人権、自由平等、民主主義などについて、初等教育就学時から深く触れてきた世代です。学生時代には民主化や非戦運動に触れ、大衆消費文化の中心となった人々です。高度経済成長期に社会人となったこともあり、仕事中心のライフスタイルになったが、価値観には、男女共同参画、家庭地域参画に共鳴する部分も大きいです。まず、祖父による孫育ての認定資格「ソフリエ」によって、「家庭参加」への明確なきっかけ」を提供し、中高年による地域教育「IQNOH教室」によって、「地域参加」への道を開くことで、潜在化していた「団塊の世代」の能力・意欲の活性化につながっていると感じています。「ソフリエ」取得者が、各種催しの託児サービスを自主的に実践することになったケースなどもあり、活動の成果として嬉しい限りです。
10年以上にわたって蓄積した活動資産をベースに、ソーシャルビジネスという視点を加味した、より永続性があり、雇用創出力も有するような事業体の確立を目指しています。そのために、今後1-2年間は、新規事業の創出と事業基盤の確立を第一目標に定めて、組織の再構築を進めてゆくこととしています。
まずは、事業再構築を図りますので、現時点では新規会員・サポーターなどへのメッセージは難しいのですが、新規事業開発が進めば、直ちに新しい仲間を求めることになることも事実です。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | ソフリエ資格認定講座を通じて子育ての重要性を提供している。孫育てに参画を希望する祖父層を対象に、様々な講座プログラムを行っておりとても価値ある、意味のある事業を展開している。男女世代を問わない子育ての時代の中でソフリエ資格認定を受けることは素晴らしく今後も必要とされる認定講座になるのは間違いない。今後自分も子供をもち子どもを育てる活力を頂けると実感している。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 古久保 俊嗣 |
住所 | |
TEL/FAX | 090-6947-6940 |
お問い合せ | furukubos@gmail.com |
URL | http://egaliteo.com/ |
主な受賞歴や実績
男女共同参画社会の形成促進に寄与することを目的とした活動に取り組んでいる。
詳しい活動はこちら
http://egaliteo.com/