学校外教育バウチャーを提供し、子どもたちへ学びの機会を届ける!
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン
活動エリア | 国内 |
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ジャンル | 教育・学習支援 |
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私たちチャンス・フォー・チルドレン(CFC)は、経済的に困難な状況に置かれている子どもたちに対して、塾や習い事などの学校外教育サービスで利用できる学校外教育バウチャー(クーポン)を提供し、子どもたちの学びの機会を保障しています。現金ではなくクーポンという形で提供することで、使途を教育サービスに限定することができ、確実に子どもたちに教育の機会を届けることができます。
現在は、東日本大震災で被災した子どもたちを支援する「CFC東日本」と、関西の生活保護世帯の子どもたちを支援する「CFC西日本」の2つの事業を行っています。
CFCは、2009年にNPO法人ブレーンヒューマニティーのひとつのプロジェクトとして発足し、2011年に別の法人として独立しました。
ブレーンヒューマニティーは、子どもたちにキャンプや学習支援プログラムなど学校外教育サービスを提供し、収入を得て運営を行っている団体です。しかし、どのような企画にも参加できない子どもたちがいました。それは、経済的な理由で学校外教育サービスを受けることができない子どもたちでした。そこで、「教育の機会は子どもたちに平等に与えられるべきだ。経済的に困難な子どもにも学校外教育サービスを提供しよう。」との想いから、チャンス・フォー・チルドレンの活動が始まりました。
災害医療に携わりたい、地元の街づくりに貢献したい・・・突然の災害や家庭の事情という不可抗力の中でも、子どもたちは前を向き、自分の夢や目標を持っています。とはいえ、親が失業をしたり病気になってしまった子どもたちは、将来に不安を抱えています。「自分だけわがままは言えない」と家族を気遣い、夢や目標を押し込めていたという声も子どもたちからは聞こえてきます。そんな彼らがCFCクーポンを利用し、学びのチャンスを得た結果、希望している進学先に進んだり、就職したり、夢に繋がる一歩を踏み出せたときには、活動のやりがいを感じます。
今後は、大学生ボランティアによる継続的な面談によって子どもたちの意欲をサポートすることと、地域との連携体制を強化し、支援の届きにくい子どもたちにも支援を広げていきたいと考えています。私たちの活動は、子どもたちにクーポンを提供することだけでなく、子どもたちがより効果的にクーポンを利用するところも見ていく必要があると考えています。
2014年に、東日本大震災で被災した子どもを対象にクーポン利用者を募集したところ、定員約160名に対して、約1800名もの応募がありました。近年は東日本大震災の記憶が風化しつつあるように感じますが、今も多くの子どもたちは厳しい環境に置かれており、資金的な限界から、私たちは全ての子どもたちに支援を届けることができていません。
これからの日本を担う子どもたちへの支援は、この国の未来への「投資」です。私たちの活動に共感してくださった方は、ぜひ寄付やプロボノといった形で、お力を貸していただければ幸いです。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 塾や習い事などの学校外教育サービスで利用できる学校外教育バウチャー(クーポン)を提供し、子どもたちの学びの機会を提供している。この事業を私は知り大変感銘を受けた。学びを必要としている子供に、進学先、就職先、夢に繋がるお手伝いなどの様々な支援活動を行い社会貢献へと繋げている事業は今後も必要不可欠となるであろう。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 今井 悠介 奥野 慧 |
住所 | 兵庫県西宮市甲風園1丁目3番12号 カミヤビル3階 |
TEL/FAX | 電話022(265)3461 FAX 022(265)3471 |
お問い合せ | info@cfc.or.jp |
URL | http://cfc.or.jp/ |
主な受賞歴や実績
第1回 日経ソーシャルイニシアチブ大賞 ファイナリスト選出
活動実績はこちらをご覧ください。
http://cfc.or.jp/activity/