地域の子どもたちに「大人の背中」を見せよう
NPO法人吉備野工房ちみち
活動エリア | 総社・岡山・日本・アジア |
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ジャンル | まちづくり |
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主な活動に『一人一品展』と『みちくさ小道』があります。私たちは、一人ひとり、その人だけの持つ素晴らしい知恵や手間をかけているもの、大事に思う気持ちがあります。その気持ちを作品や身体表現として価値あるものに変えていくことを『一人一品』と呼んでいます。一人一品に共感した人たちが集まって、こだわりの逸品をお披露目し、交流できる場として『一人一品展』を定期的に開催しています。
また、『みちくさ小道』という体験交流プログラムも開催しています。8年間で12回開催しました。330人の達人、400プログラムができ、全国10か所とタイにノウハウ移転と広がっています。
活動のきっかけは1999年17歳の犯罪がクローズアップされた時でした。すごく心がザワザワしました。自分たち大人は何をしているんだろう?どうすればいいんだろう?そんな疑問が湧いてきました。
それから、仲間たちと「大人の背中を見せよう」を合言葉に、この吉備野で活動を始めました。
私たちの小さなつぶやきが小さな活動につながり、それを積み重ねて今、やっと芽を出しました。どんな時でも、人を幸せにできる力のある笑顔を届けたいと思います。
「この人にはこんな特技や暮らしの知恵があるんだな」って、人の魅力や輝きを感じたとき、とても嬉しくなります。そうした一人ひとりの知恵や技術、得意とすることを出し合ってチームで活動すると、ひとりでは成し遂げにくかった夢も実現に近づいていき、またその思いを分かち合えるので、一層大きな喜びと感じます。
子どもたちがのびのびと健やかに育つ環境、空間づくりを目指しています。そうしていくことで、一人一人の夢が実現し、希望と笑顔が生まれ、幸せの和が広がることを願っています。
「地域の人とお友達になりたい」「個性や特技を生かして、人のために役立ちたい」「こども達に大人の背中をみせたい」という方、ぜひ一緒に活動しましょう。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 未成年による犯罪は後を絶たない。統計上、件数は減ってきているそうだが、メディアには連日のように未成年による悪質な犯罪が取り上げられている。昔は、子どもたちは親だけでなく祖父母などの家族、地域の人々から見守られて、その大人たちの背中を見ることができた。しかし今では核家族化が進み、無縁社会と言われて久しく、そういった存在が極めて少なくなった。そんな中で、「大人の背中をみせたい」という志で活動されているこの団体の存在感は大きい。地域の大人が元気だと、その背中を見て育つ子どもたちもきっと同じようになりたいと思うに違いない。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 加藤せい子 |
住所 | 岡山県総社市三須796番地 |
TEL/FAX | 0866-93-2946 |
お問い合せ | info@chimichi.org |
URL | http://www.chimichi.org/ |
主な受賞歴や実績
≪受賞歴≫
平成21年 6月 備中県民局「夢づくり推進賞」
平成22年 5月 岡山県「夢づくり推進大賞」
5月 岡山県観光連盟観光事業功労者
5月 国土交通省中国地方整備局「夢街道ルネサンス」新規認定証
平成23年 5月 岡山県観光連盟 地域情報レポーター 功労受賞
6月 (社)中国建設弘済会 中国地方地域づくり等助成事業 敢闘賞
6月 内閣府 平成23年度女性のチャレンジ賞 特別部門賞
平成25年 2月 地域再生大賞 優秀賞