高齢者が地域で生活し続けられるサポートを!
特定非営利活動法人高齢者外出介助の会
活動エリア | 中央区、大阪市内 |
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ジャンル | 医療・福祉 |
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外出介助活動も言いたいのですが介護保険後減少し、今話したいのは商店街に開いている「からほりさろん」活動です。
発起時は代表の姑の認知症でした。しかし自分の家にいたい思いが強いのでこの思いを支えようと思ったこと。病院などに同行を言われ歳をとると外出も安全にできないと知り、地域で生き続けるのに外出の介助は必要と思ったこと。そして呼びかけ立ち上げ、外出介助の依頼とボランティアを繋ぐ場、拠点が必要というので、いろいろな団体の事務所を借り拠点としていたが、自前で今のからほりさろんを借りました。拠点として始めたが空間が広いため地域に開き地域の皆さんが気軽に来ていただく場になればと思ったことが始まりです。
街中特に商店街の端ではありますがサロンとして開いているといろいろな皆さんが来られます。一人暮らしの方をはじめとして、暮らしの悩み、介護の苦労、一人暮らしの不安、また若者は仕事等に行き詰まり仕事から離れ友達がいない、仕事をしているが身体的な悩みで苦しい……。精神的な悩みを訴え話した後すっきりして「変われそう」こんな言葉を聞くときここにサロンがあってよかったと実感します。
夢は一人暮らしの高齢者が多い町なのでサロンに休める場を併設できるところに引っ越ししたい。病気になり大きな病院の多い恵まれた地域であることで手厚い看護で回復されても日常の暮らしが出来なくなってしまい、自宅にすぐに帰れないでリハビリの病院に転院。自宅がだんだん遠くなり亡くなるケースなどを目にし安心して回復を支える場を作れたらと願何とか立ち上げたい。
高齢者と出会うことは自分の将来を先取りし準備ができる。とてもいいことと思う。歳をとるということを恐れないで自分の生き方を考える機会を持てると何があっても恐れず受け入れる心の準備を楽しむことが出来る。
取材者のコメント | |
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古川勇樹 | 家族の介護をする側から見ると、確かに介護施設や病院の手厚い看護に任せるのが負担が少ないということは事実だろう。老老介護の問題や、1人暮らし高齢者の問題においても同じことが言えるだろう。しかし、介護をされる高齢者の立場になってみると、最期は住み慣れた我が家で、というのが多くの人の願いであろう。介護する側される側、どちらかが大きな我慢をするのではなく、介護される側も、ある程度自立できるようなサポート体制が望ましいのではないか。この団体のように、高齢者が自分で地域に住み続けられるサポートの需要は、ますます高まるだろう。 |
団体・プロジェクトの概要 | |
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代表者 | 永井佳子 |
住所 | 大阪府大阪市中央区松屋町4-8 |
TEL/FAX | 06-6764-4002 |
お問い合せ | odekake@helen.ocn.ne.jp |
URL | http://odekake-karahori.com |
主な受賞歴や実績
1999年11月 産経新聞厚生文化事業団 産経市民の社会福祉賞
2007年5月 大阪商工信用金庫表彰
2010年12月 読売愛と光の事業団高齢者福祉賞